過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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640: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/05/17(木) 15:37:46.93 ID:+3z2ARSz0
さだのり「…まずい、こいつと邪火流の部下達が鉢合わせになったところで…どうしようもないぞ!」

邪火流「…さだのり、俺とお前でこいつを片付ける、敵軍は俺の部下に任せればいい!」

剣を振りかざし、邪火流が男へ切りかかる

「そういや、お前は邪火流なんだな…思ってたより衰えてないみたいで安心したよ」

邪火流「なに…」

「だが、感覚というものはいつか衰えてしまう物だ、それはお前も同じだぞさだのり?」

さだのり(…!?)

男のポケットのおかしな膨らみに、今更気づいた

あれはなんだ

さだのり「邪火流、避けろ!!」

邪火流「!?」

「遅い」

自慢げに…まるで、最新のおもちゃを買ってもらった子供がそれを友達に見せびらかすかのような軽さで、男がポケットから何かを取り出す

手榴弾だ


「…邪火流、お前はここで死ぬかもしれないぞ」

邪火流「ふざ…」

ピンを外し、男がそれをさだのりと邪火流の中間地点へ放る

さだのり「!」

邪火流「お前、自分が巻き添えになるのが…」

「俺はな、死と言うのは過大評価された恐怖だと思っている」

笑いながら男は周りを見回す

男の国の軍隊も、邪火流の部下達も、すぐそこまで来ている

「その手榴弾はピンを抜いてから起動するまで少しだけ時間が掛かる、どうする?このままお前達の応援がここに来れば…お前達もろとも木端微塵だ」

さだのり「ふざけんな!」

地面に転がっている手榴弾をさだのりが掴む

いつ爆発するかは分からない、だが


さだのり「飛べぇぇぇぇ!!」

そのような恐怖を捨てて、さだのりは手榴弾を男のほうへと投げた





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