過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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641: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/05/17(木) 16:39:14.65 ID:+3z2ARSz0
「…」

冷めた目で、男が手榴弾を両断する

ボトリ、という音がして金属片が地面へと落ちる

さだのり「おぉぉぉぉぉ!!!!」

体を丸め、さだのりが男の懐へ飛び込む

「ナメてんじゃねぇよ!!」

男の膝が、さだのりの鼻を砕こうとする

さだのり(…今だ…!)

男は、地面から片足を上げている

体は不安定だ、たとえどれほどの筋力を持っていたとしても

さだのり「邪火流!!!」

「!」

邪火流「任せろ!」

邪火流が手を前にかざした

そこに握られているのは剣ではない

拳銃だ

「なん…」

さだのりは男の膝を素早く避け、上げられた足をがっしりと掴む

「放せ!」

さだのり「チェックってやつだ、これでスリーダウン!!」

パン、という音がする

銃弾は、男の眉間へと向かう

(ちっ…!)

無理に体を立て直すのは不可能、そう判断した男は敢えてそのまま後ろへと倒れる

さだのり諸共、地面へと転がった形になる

(…ざまぁみろ、これで俺の勝ちだ)

さだのりは倒れた衝撃で顔を男の膝に打ち付けてしまったようだ

一瞬、その一瞬の隙で構わない





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