過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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656: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/05/21(月) 17:07:52.21 ID:5YTVVHPa0
さだのり「…」

「…邪火流隊長が目指したのは、あなたが守ったのは…こんなクソみたいな世界を変えられる可能性だったんじゃないですか」

阿修羅「戯けたことを言うな」

「…だとしても、我々はやってみせます」

さだのり「…だったら勝手にしろ」

剣を収め、さだのりが殺人鬼の顔を睨み付ける

「なんだよ、物言いたげじゃないかさだのり」

さだのり「てめぇ、その枷と手錠を外すのにどれほどの時間が掛かる?」

「外せないねぇ」

さだのり「…そうか」

舌打ちをしたさだのりが、阿修羅に呼びかける

さだのり「帰るぞ」

阿修羅「だが…」

さだのり「いいから、こいつらの綺麗事に一度くらい付き合ってやろうぜ」

どうせすぐに破綻しちまう、さだのりはそう思った

「…さだのりさん、我々に任せてください…あなた達のやり方の間違いを、我々は知っていますから」

さだのり「…俺達のやり方の間違いを知っているか」

ふん、と鼻で笑いながらさだのりは長い廊下を歩きだす

他の牢に入っている囚人達は、手錠さえかけられていない

このやり方が、正しいのだろうか

阿修羅「…」

さだのり「…だとしたらな、看守」

廊下の奥の薄暗い階段に、一歩目を踏み出したさだのりが振り返って言う



さだのり「俺達は、お前達のやり方の間違いを知っているぞ」





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