過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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739: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/08(金) 18:26:13.43 ID:Hb7DuCSf0

ジョン「…あ…」

「おーおー、逃げださないなんていいガキだねぇ」

ジョンとアイリンの元に、男はゆったりと歩いて帰ってきた

ジョン「…ど、どうなったんだよ」

「殺したよぉ、殺した」

ジョン「!!」

「さぁて…お前の姉ちゃんをどぉするかねぇ」

ジョン「ね、姉ちゃんを見捨てたら俺が許さないぞ!!!」

「許さない、ねぇ」

ちらっと、男はジョンのズボンを見つめる

男が兵士を殺したのを、真ん前で見ていたのだ

「坊主、漏らしてやがるな」

ジョン「!!ち、違う…」

「怖いんだろう、知ってるか?戦場じゃあ大人でさえ恐怖で漏らすことがある、ましててめぇはただのガキだぁ」

ジョンの髪の毛を掴み、ぐいっと顔の前に持っていく

「…怖いんだろ?殺すと簡単に言ったてめぇの顔は、恐怖で潰れてやがる」

ジョン「あ…」

「…坊主、てめぇは姉ちゃんを守ることも出来ない、自分の手で俺を殺すことも出来ない、教えてやろう、俺はてめぇの姉ちゃんの大切なものを奪った、無くしてしまったらもう取り戻せないものを」

ジョン「!!!な、何を盗ったんだよ!!??」

「はっはぁ!!!いいねぇ、てめぇの顔には今怒りが浮かんだ、怒りが!!!」

言いながら、男はくるりと背を向ける

「行くぞ…てめぇらをさっさと街の外まで続く道まで連れて行かなきゃならねぇ」





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