過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[sage saga]
2012/06/18(月) 18:36:20.82 ID:ppKeAdpk0
阿修羅「…この状況で、衛生兵が落ち着いて治療なんて出来る訳がねぇ…!!」
阿修羅は剣を構え、舞子から目を逸らす
庄太郎「!!お前、舞子さんを見捨てるつもりか!」
阿修羅「そうだね、俺にはそいつは所詮赤の他人だ!!」
庄太郎「!!てめぇ!!」
「それでいいじゃねぇか、それにここで俺を止めなきゃ、その女だけじゃなくてみーんな死ぬんだぜ」
阿修羅「…庄太郎、お前はお人よしすぎるんだよ」
顔をしかめながら、阿修羅は恨めしくそれを言う
阿修羅「…くだらないぞ、この憎しみの連鎖の中に、そんな優しい感情を持ち込もうだなんて!!!」
瑠璃「阿修羅さん…」
庄太郎「そんなことはねぇ!!守ろうと思えば、人は誰だって…」
阿修羅「見たか、街が燃えていたのを、閑静な住宅街が燃えていたのを」
剣を握る阿修羅の手は、震えていた
武者震いと言うよりも、それは悲しみからくる震えに似ている
阿修羅「…あそこには、俺の母親が住んでいた」
庄太郎「!!」
阿修羅「…所詮、こんな方法で誰かを守ることなんてできなかったんだ」
「…それで?どうするんだ、阿修羅くーん」
阿修羅「…」
瑠璃「夏美ちゃん、大丈夫…」
夏美「お母さん!!お母さん!!!!」
舞子「…」
舞子の顔から、段々と血の気が無くなっていく
庄太郎「ちくしょう、誰か!!誰でもいい、布を持ってきてくれ!!」
瑠璃「無理よお兄さん…この出血量を…どうしろって言うのよ…」
庄太郎「だ、だからって…」
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