過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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760: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:18:15.64 ID:ppKeAdpk0

時間が止まる、と言うのは本当にあることなのだろう

例えば、大切に洗っていた食器を、手を滑らせて地面に落としてしまった時

例えば、目の前で大切な誰かが車に轢かれてしまう時

例えば、誰かと走っている途中で、自分が地面に転がるその途中


瑠璃「…!!」

そして、まさに、そこにいた者達の感じていた時間は止まっていた

ほんの一瞬だが、その光景を、信じることが出来なかったから


夏美「…お母…さん…?」


夏美の元へと向かっていたその刃を、舞子は、止めていたのだ

さだのりや阿修羅のように、完全に止められるわけではなく

夏美を庇い、自らを盾にすることで

舞子「…」

深々と刺さったその刃は、ちょうと舞子の脇腹を貫いていた

焦点が合わなくなった瞳が、上へとずれた

夏美「お母さん!!!」

瑠璃「舞子さん!!!」




阿修羅「てめぇ!!」

「おー、不運ってやつだねぇ、偶然、不運、奇遇、言葉はいろいろあるが、こりゃあ中々の運命を感じさせるナイスな展開だな」

鎖を引っ張り、男が舞子の脇腹からその刃を抜き去る


瑠璃「は、早く衛生兵を…」

舞子「…夏美…大丈夫…?」

夏美「お母さん!!お母さん!!!」

庄太郎「ちくしょう、衛生兵!!早く、何して…」



「衛生兵?お前達何を言ってんだよ、なーに言ってんだー?」





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