過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[sage saga]
2012/07/09(月) 09:43:44.14 ID:2Pe3/QIB0
さだのり(・・・なんだ・・・?俺の本能がこの少年は危険だと叫んで止まない)
「さ、錯乱しているのか・・・もう大丈夫、我々は君を保護しに来たんだ」
「うぁ!」
とうとう少年は手足までバタバタさせる
近付いてほしくない、そんな風にさえ見える動きだ
さだのり(・・・なぜ近付いてほしくないんだ?)
さだのりは少年を観察した、怪我を負っているのは目に見える
これほどの怪我なら、普通はすぐさま治療して欲しいはずなのに
さだのり(近付かれたら・・・何かあるのか)
何か
例えば、自分の近くに敵が潜んでいる、とか
さだのり(・・・いや・・・気配はしない、これはなんだ・・・?)
「とにかく、ついて来てくれ」
兵士が腕を伸ばす、少年を抱き抱えようとしたのだ
「んー!あぁぁぁ!」
首を振る、駄目だ、そう伝えようとしている
必死すぎる、これは他人の命が関係している時の反応ではない
こんな必死な反応は、自分の家族、愛人、もしくは
さだのり(自分の命が懸かってる時にするものだ)
少年は、命を狙われているのか?
もう一度、さだのりは注意深く少年の体を見回す
口に穴が空いている、剣で刺されたような傷痕だ、銃弾によるものではない
さだのり(・・・?腹にも穴が空いてるな)
こちらも、やはり剣でえぐられたような傷痕だ
さだのり(・・・傷痕・・・)
さだのりは、じっと見つめた、傷痕の中から顔を覗かせるのは赤黒い液体と
さだのり(・・・なんだ・・・?あの光っている金属片・・・)
そして気が付いた、金属片なんかではない
そう、敵は
上でも、右でも、左でも、ましてや下にいるのでもなかった
さだのり(な、中だっ!!!)
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