過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[sage saga]
2012/08/07(火) 07:49:48.31 ID:ZnVLF/6C0
阿修羅「!?」
クルン、と向きを変えた阿修羅、声は後ろからではない
「おめでとう、コングラッチュレーション!ここに来れたのはラッキーだぜ、大当りだ、阿修羅」
阿修羅「き・・・貴様がやったのか!?」
「あぁ」
阿修羅「なぜ!?貴様の部下までを・・・」
「なぜ、言う必要があるのか?知ってどうする、俺みたいな殺人鬼の意見を」
阿修羅「姿を現せ!」
「・・・気付いてないのか」
阿修羅「・・・うっ!?」
見えた、月明かりに照らされた・・・死体の山の中
死体の体に幾つか刺さっている剣
その上に座り、更に足を延ばして別の剣に乗せているあの男は
阿修羅「・・・見つけた」
「あぁ、見つけた」
阿修羅「・・・覚悟はいいのか?」
「覚悟か、それはお前が決めるものだ、死ぬ瞬間には誰もが決める」
阿修羅「死なないさ」
「・・・その震えた腕でなにが出来る?」
阿修羅「震えてなどいない!俺は!お前を殺すためにここに来た!殺すまで死なないぞ、俺は!」
「・・・殺す、か」
ゆったりとした緩慢な動作で、男は地面に降りた
「そういやぁ、俺が今まで殺した女や男もな、そういう台詞ばっかり吐いたな」
阿修羅「!」
「私の子供に手を出すな、絶対にお前を殺してやる、ってさぁ」
阿修羅「貴様・・・今まで何人殺した!?罪のない人間を!?」
「罪のない人間なんていない、よってゼロだ」
阿修羅「ふざけるなよ!」
剣を構える、だがなぜか切っ先は震えた
阿修羅(これは武者震いだ・・・!)
「・・・人は、な」
「人は死に恐怖を抱く・・・当たり前だ、恐怖とは美しいもんだ」
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