過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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860: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/08/10(金) 17:52:47.96 ID:tjHjxphR0


「・・・耳がやられたな、少し音感に立体感が無くなったが・・・」


阿修羅「さ・・・さだのり、お前・・・」

さだのり「拳銃は嫌いだった、なんか卑怯だと思ってたが・・・お前にダメージをくれてやれたんだ、感謝しなきゃな」


「・・・ふふふ・・・いいな、そうやってプライドの拘束を外していけば、人間は化け物を超えられる」

阿修羅「・・・こいつ、まるで怯えてないな」

「怯える?なぜ?」

阿修羅「耳を削がれた、更には自分のほうが人数的に不利・・・なのに」

さだのり「・・・」

「・・・怯えるわけがないだろ・・・?俺は死を恐れてはいない、死をよく理解しているからな」

阿修羅「理解だと?」

「人をバラバラにしたことがある、生きたまま麻酔も無しに肝臓を取り出してやったこともある、12の女を犯してから殺した・・・一番トリッキーだったのは昔本で読んだ処刑道具を一から作って試したヤツだったな・・・」

さだのり「・・・吐き気がするな」

「俺は医者よりも死を間近に見てきた、医者は死を否定するために働くが、俺は死を肯定するために生きてきた」

阿修羅「違う、貴様は何も理解していない」

「知っている・・・だから怖くない、人間が死を恐れるのはそれが未知だからだ、俺は知っている」

さだのり「だったら大人しく殺されろ」

「嫌だね・・・怖くない、死ぬのは怖くない」




「だぁぁぁぁが」




男がニヤニヤと笑い出す、口の端からはだらし無く涎が垂れている

さだのり(!な、なんだこいつ・・・麻薬でもやってるのか!?)

阿修羅(ち、違う!こいつ、ランナーズハイのような物を!人を殺すことで覚えている!)



「死ぬのは嬉しくない、なぜなら死ねば誰も殺せないから、殺せば俺は生きられるッ!」

さだのり「クズが!」

「さだのり!お前の顔を恐怖に歪ませてやるよ!」

さだのり「見てろ!俺達の正義がお前を打ち砕く!」


「昔から言うな、正義とは勝った者のことだと、だが違う!!!」



「時としてちっぽけすぎる正義は、巨大な悪の前に潰えるんだよ、さだのりぃ!!!」







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