過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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871: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/08/20(月) 15:06:17.76 ID:+XdRChVs0

阿修羅「…や…やった…!!」

血飛沫を見つめながら、阿修羅は小さく呟いた

男は白目を向きながら、後ろに力なく倒れた

さだのり「…呆気なかったな、化け物」

阿修羅「…あぁ」

さだのり「…さて…俺もお前も、無事に生きていたってわけだ」

くるり、とさだのりが振り返る

さだのり「…約束を覚えてるだろうな?」

阿修羅「…!!!!さ、さだのり!!!!」

さだのり「あぁ?なんだよ、まさか覚えてないなんて…」

阿修羅「後ろだ!!!」

さだのり「!」

勢いよく振り返ったさだのり、その視界に飛び込んできたのは立ち上がった男の姿だった

さだのり「なにぃ!!!」

「…言わなかったか…?俺は!!!!激しく燃えている炎のような人生を送っている!!!!」

鎖鎌を避けながら、さだのりはなんとか阿修羅の隣に移動して


さだのり「!!!」

それから気づいたのだが、彼の手の甲がぱっくりと割れていたのだ

さだのり(馬鹿な…い、いつの間にあいつ、斬りやがった!?)


「…体を…身体を斜めに斬られたが…まだ致命傷じゃあないぜ、失血死だと!?ふざけんな、俺にそんな退屈な死に方をさせるなよぉ!!!!!」

笑いながら、男はさだのりの元へと駆ける

さだのり(う…さ、避けなきゃまずい…)

「さだのり!!!こいつはお前へのプレゼントだ!!!!」

自らの傷口に手を突っ込んだ男は、血液をさだのりの方へと飛ばした

さだのり「いぃっ…!?」

「さだのりぃぃぃいいいい!!!!!!!!!!!」

鎖鎌の刃を避けるさだのり、しかし男の血液が視界の端でチラチラと舞っているのが気になってしょうがない

さだのり(お、落ち着け…こいつはもう、手負い…)

阿修羅「ちぃっ…死ね!!!!」

阿修羅の剣先を、男が素手で掴む…それは掴む、というよりも手に無理矢理突き刺して動きを止めたものだった

阿修羅「!」

「お返しだ!!!」

阿修羅の体を、斜めに一閃する、鎖鎌の刃が阿修羅の体に火傷のような感覚を負わせた

さだのり「阿修…」

「そして、お前もだ!!!」

さだのりには、背中からの一撃

背骨に沿った形で、大きな傷がつく

さだのり(なに…!?)




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