過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
1- 20
878: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/08/22(水) 09:37:13.14 ID:rxgTdnHi0

阿修羅「さだのり!!!」

「…こいつの場合は、腕を斬るとか、胸を刺すとかじゃどうも不安だからなぁ」

すっと刃を、さだのりの首と平行に構える男、その刃に不気味なその笑顔が浮かんでいる

「…首を、斬り落とす」



セルジオ「さだのり、お前は一人じゃない、そう分かったじゃないか」

さだのり「…で、でも俺は…」

遠藤「…安心しな、お前は俺達の中で一番強いじゃないか」

さだのり「…あぁ」

ソラ「…さだのり、君は…みんなを背負って歩いてきたと思っているのか?」

さだのり「…なに?」

セルジオ「さだのり、違う…みんな、お前が思ってるほどお前だけに頼ってなんかいないさ」



阿修羅「さだのり!!ちくしょう、なんで動かないんだよ!?」

「…阿修羅君、あんまり騒ぐなよ…お前はあとでゆっくり楽しみながら殺してやるから」



遠藤「…さだのり、違うんだよ、お前は…誰かを背負って戦ってるんじゃない、誰かを背負って歩いてきたんじゃない」

さだのり「じゃあ…じゃあ、俺はやっぱり一人ぼっちなのか?」

ソラ「…違う」

さだのり「じゃあ…」




セルジオ「さだのり、お前はみんなと並んで歩いてきたんだ」

さだのり「!」

セルジオ「…俺も、遠藤も、ソラも…邪火流も」

ソラ「あとなんだっけ…君が愛したあの女性も、そして…君の娘も」

さだのり「…お前ら…」

遠藤「はっはぁ!!なに怯えてるんだよさだのり、あんなの高々一人のキチガイじゃねぇか!!お前に倒せないわけがあるか!?」

さだのり「なっ…む、無理言うな!!俺は…」

セルジオ「…無理を通してきたのが俺達の人生だった」

さだのり「…」

セルジオ「生まれた時に何も持っていなかった俺達が、何かを守るために死んでいった…お前は違うのか?何かを守るために、命を懸けるんだろ」

さだのり「…そうだ、俺は…夏美を…」

セルジオ「だったら立て、立って剣を振るうんだ、さだのり」

さだのり「…」




遠藤・ソラ・セルジオ「俺達だって、ずっとお前と並んで歩いてるんだから」






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
935Res/920.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice