34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/14(日) 19:59:08.32 ID:kPL2CQfgo
私がおおむねこんなようなことを話し終えると、和ちゃんはいつもの流儀で、少し沈黙した。
そして歩きながら考え込む和ちゃんの顔を見て、『ああ、私は好きだなあ、この顔が』と思った。
そしてその感情が特別なものだと知った。
今まで話したことと矛盾するようだが、この感情は確かだと思った。
和ちゃんとどんな出会い方をしたとしても、たとえ和ちゃんに出会ったのが今日このときだったとしても、和ちゃんがこんな顔をする子である限り、和ちゃんのことが好きだと思った。
街の喧騒が遠く聞えた。
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