過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/13(水) 00:13:39.68 ID:BKilq4dAO
『さて、僕から聞きたいことは実のところ無いんだよね』

「へぇ、だったら聞かせて貰うが、なんで俺がマイナス十三組に入れないんだ?」

『だって君はプラスじゃないか』

「…………けっ、まぁいいけどよ」

俺はキャラメルマキアートペガサス昇天盛りとか呼ばれる訳のわからない飲み物を口にする。

「別にあんたらに興味があった訳でもないし、別にいいんだがよー」

『あは、別にいいを乱発しているよ、古賀さん?

まぁ、でも君には不幸が似合わないとでも言っておこうかな』

「くっせぇ台詞ありがとうございます、あんまり言うと惚れちゃうぜ」

睨みつけながら俺は言う。

『君には古賀さんがいるし、真黒ちゃんやめだかちゃんがいる。

そして何より君はポリシーより大事な何かを持っているじゃないか』

「…………悪いかよ」

『ううん、素晴らしく幸福なことだよ。

悪い点なんか一つも無い。満点すぎて僕達マイナスには眩しすぎるくらいだよ』

「けっ、要はてめぇの好き嫌いなのかよ。球磨川先輩」

皮肉をこめてそう呼んだ。

『そうだね、好き嫌いなんだよ。そしてそれが一番重要なのさ』

「…………」

『君は君に頼ってくれる誰かを見つけた。

そして君は君を頼ってくれる誰かに巡りあった。

そんな君が不幸になったら誰が一番悲しむ?

友達だから地獄の底までついていく?

違うよ、それは。

そもそも付き合わせようとか考える時点で友達なんかじゃなく主従関係だ。

そんな関係はきっとそういう関係なんかじゃ無いんだろうね。

あれ?

そうすると名瀬さん、君は古賀さんのことを実験動物程度にしか見てないんだね?』

「ち、違う!」

奴の言葉が何かを抉る。

普通なら普段なら不動なら動揺する必要はないのに。

『名瀬さん、君にマイナス十三組は似合わないと言ったのは訂正するよ。

よく考えてみればそうだよね。
不幸になりたいと言ってるんだから、友達ができるなんて思わないよね』

「違う、古賀ちゃんは友達だ」

『ううん、友達じゃないよ。古賀さんは名瀬さんにとって実験動物。


わかりきっているのにそんなショックを受けたみたいな顔はやめなよ。

訂正するよ、君は実に不幸で【ストイック】で、実に不幸【ヒロイック】でとっても偉人【マイナス】っぽいね』


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