過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/13(水) 00:35:39.22 ID:BKilq4dAO
「な、名瀬ちゃんを苛めるな!」

いつの間にか店内にいた古賀ちゃん。

『ん、仮に苛めてたとしたら、どうするの?

君には異能もないし異質もない。

そんなか弱い女子高生が僕を相手にどうするって言うんだい?』

次の瞬間、私を囲うように螺子がつきささる。地面にはしっかりと穴があき、それが刺されば致命傷は避けられない。

それは力の差を見せつけるには十分で……

『どうする? 古賀さん? 飛沫ちゃんみたいに他人を不幸にできるスペシャリストじゃないけどこの程度はできるよ?』

脅しでもなく、強気でもない。漫然たる事実を突きつけるように球磨川は告げた。

そして、次の瞬間。





古賀ちゃんは土下座した。






店内だろうが構わない勢いで。

「わ、わたしにはこの程度のことしかできないけど、それで名瀬ちゃんがいじめないで貰えるなら!」

『………………マイナスに弱点を持って対応する。

最も有効だね。

可愛い女の子に土下座をさせて許せないような人間はもはや人間じゃない。

ましてや可愛い女の子に土下座をさせるなんて男子失格だな』

頭をぼりぼりと掻きながら、

『どう名瀬さん?

これでもまだ不幸になりたいかい?』

「…………ごめん、ごめんな、古賀ちゃん!」

土下座する古賀ちゃんに抱きつく。恐怖からか安堵からか、それとも罪悪感からか涙が零れる。

『んっと、お邪魔みたいだね

じゃあね、名瀬さん。

もう一度言うけど、君に不幸は似合わないよ』

同じ台詞なのに、同じ場所なのに、同じ相手なのに。

俺は自分の動機が早くなるのを感じてそれを誤魔化す為に古賀ちゃんをぎゅっと抱きしめた。


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