過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/16(土) 05:06:00.61 ID:KT6lUPuAO
「…………」

「…………」

あたしと黒神さんは無言だった。

いや、お話しの展開からすれば、このあとなんだかんだ言って球磨川さんが心を開き、黒神さんの良き理解者になるとか感動的な物語の果てに二人の距離が近づくとかそんな展開じゃないのだろうか。

先週の盆前に一緒に帰った時の意味深な発言をしといて……

こんなあっさりと……

何か台無しだった。

あたしが考えていた再会プランやら台無しだ。

色々と台無しだった。

「いきますよ!! 古賀いたみ流シンカー」

『女の子だから打たれないと思った?

オリジナルシンカーだから安全だと思った?

僕が可愛らしい顔立ちだから超人的な能力で投げたなら打たれないと思った?




甘ぇよ』

ぶぅん。

プロ顔負けのシンカーはキャッチャー代わりのネットに吸い込まれた。

『…………………

…が、その甘さ、嫌いじゃあないぜ』

「何、かっこつけてんだよ。三振だ」

名瀬……先輩だっけ?

包帯をしていないからわからないけど、声を聞く限りあの地下にいた先輩だ。

『いやー、ごめんね、飛沫ちゃん』

「ま、まったく、しょうがねーから教えてやるよ」

ベンチには二人。しぶきと呼ばれた女子に執事服にモノクルをつけた男子。

「おい、すけばん、引っ付きすぎだろ。てめーは痴女か」

「ひひひ、あたしは元野球少女だからくっついてフォームを教えてあげてるだけだ。てめーみてーな引きこもりじゃ無理だけど」

「買ったぜ、その喧嘩」

「来いよ、二代目」


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