20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/07/08(金) 19:06:15.02 ID:psV/Tteb0
少しの間の後、博士は続ける。
ウツギ「それで何だけど。この困った状況を解決する方法が…実はないってわけじゃないんだ」
和「ほ、本当ですか?」
ウツギ「うん。実は昨日の他に、ポケモンはまだ一匹いるんだ。あの三匹と違って初心者向けじゃないから扱いが難しいかもしれないけど」
ウツギ「それで昨日のことを思い出してみたんだけど、唯ちゃんはポケモンと仲良くなるのが、本当に早かったね」
言われた通り昨日のことを思い返してみると、確かに博士の言うとおりだった。
唯は本当にすぐさまあの三匹と打ち解けていた。
外に出て、博士が三つのボールを取りだし、そこから三匹のポケモンが現れた。
初めて見るそのポケモンたちを前に、自分はどうしただろうか。
最終的にはそれなりに仲良くなっていたけれど、始めは少し戸惑いがあったんじゃないだろうか。
それはたぶん恐怖心とか、そんな類のもの。
しかし唯はどうだろう。
彼女は違った。
恐らく唯は本当に、ポケモンと触れ合える、という喜びしか持ち合わせていなかった。
だから、真っ先にポケモンたちを抱きしめ、撫でまわし、すぐに友達になってみせたのだ。
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