過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
1- 20
255:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:21:55.23 ID:9nLn6TsAO
〜15〜

麦野「……気の利かないヤツ」

黒蟻の群れのような人混みの中私はゆっくり歩みを進める。
以下略



256:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:22:22.39 ID:9nLn6TsAO
〜16〜

馬鹿だなあ沈利のヤツ……付き合う前ならいざ知らず、流石に今なら顔が見えねえ電話越しでもわかるっての。
そりゃあ俺だって女心とか、らくらく英語トレーニングの日常会話のレベル3よりわかんねーけど……
声ってさ、きっと表情と同じくらいその人間の色んなもんが出ると思う。
以下略



257:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:24:25.05 ID:9nLn6TsAO
〜17〜

麦野「……結局、ここに行き着くって訳よねー」

スクランブル交差点を抜けた後、麦野沈利は途中コンビニに立ち寄りシャケ弁を買って上条とインデックスの住まう学生寮まで来てしまった。
以下略



258:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:24:51.73 ID:9nLn6TsAO
〜18〜

上条「(4Dアトラクション?)」ヒソヒソ

姫神「(そう。ヴァーチャルリアリティ。“外”の3Dを越えた。質感や匂いまでリアルに再現するアトラクションが。10月から出来たみたい)」ボソボソ
以下略



259:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:26:48.12 ID:9nLn6TsAO
〜19〜

麦野「……やーっとお目覚め?随分な重役出勤ぶりね」

土御門「いやー寝坊してこんな時間になっちまったにゃー。舞夏のヤツが今日は実習でいないからモーニングコールがなかったんだぜい」
以下略



260:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:27:13.77 ID:9nLn6TsAO
〜20〜

上条「(これは1……これは4……えーっとこれは……やべえわかんねー。入院してる間に進んだとこかここ?)」

ちくしょお……いきなり抜き打ち十分間小テストとかありかよ!?
以下略



261:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:29:11.60 ID:9nLn6TsAO
〜21〜

麦野「――もういっぺん言ってみろ」

土御門「ライオンが牙を剥く時は二種類しかない。狩りで獲物を追う時と縄張りの中で追い詰められた時のな。今のお前は紛れもなく後者だ」
以下略



262:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:29:42.84 ID:9nLn6TsAO
〜22〜

青髪「この待ち受け画面見る度に僕ァカミやんと拳で友情語り合いたくなんねん」

上条「べっ、別に良いじゃねえか!ジロジロ見んなよ!!」
以下略



263:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:32:16.70 ID:9nLn6TsAO
〜23〜

麦野「―――………」

土御門「……カミやんは不思議なヤツだ。俺みたいな人間でさえ仕事抜きでもずっと友達でいたくなるような、真っ直ぐで気持ちの良い男だ」
以下略



264:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:33:21.42 ID:9nLn6TsAO
〜24〜

青髪「ええなあホンマ……あれちゃう?我等がデルタフォースもなんやかんや言うてホンマに女っ気ないのん僕だけちゃうん?土御門は何か裏切り者の匂いがするし!カミやんはリア充化するし!!」

上条「リア充じゃねえよ!!」
以下略



265:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:36:11.12 ID:9nLn6TsAO
〜25〜

私はあいつに選ばれた。あいつは私を選んだんだ。
子供の頃からさえ、結局一度もした事のなかったフルーツバスケット。
そんな中、私の能力でも見た目でもなく――あれだけ醜い面をさらけ出して尚、あいつは私を選んだんだ。
以下略



1002Res/1297.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice