過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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389:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:27:31.25 ID:UIeiMW9AO
〜16〜

上条「出来上がり、一ヶ月後になるってさ」

麦野「結構かかるわね……」
以下略



390:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:27:58.69 ID:UIeiMW9AO
〜17〜

上条「イベントか……また写真増えるな。今日も来るってわかってたらデジカメ持って来たんだけど」

麦野「まあ、次来た時でいいんじゃない?ねえ、今度の土日泊まりがけで来ない?ホテルあるみたいだし」
以下略



391:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:29:57.27 ID:UIeiMW9AO
〜18〜

係員「はいこちらになります!では専用のバイザーをお渡ししますので……」

上条「(なんか御坂妹のゴーグルみてえだな……)」
以下略



392:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:30:26.09 ID:UIeiMW9AO
〜19〜

麦野「私の好きな鮭児の味はわかっても、食べた事のない料理は脳内のイメージやエピソード記憶にないから再現不可って事ねー」

上条「つまり……俺達の“記憶”と“イメージ”と“自分だけの現実”にないものは再現出来ねえんだな。わかった」
以下略



393:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:32:25.88 ID:UIeiMW9AO
〜20〜

ゴゴン!と次の瞬間ドーム内が真っ白な世界から真っ黒な帳にとってかわった。
同時に係員の姿も見えなくなり、二人は暗闇の中なのに互いの姿だけは昼間のようにハッキリと見える――
曰わく漫画かアニメのような状態からスタートする事と相成った。
以下略



394:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:32:52.71 ID:UIeiMW9AO
〜21〜

麦野「ふ〜ん……確かに、この空間の中じゃなんだって思い通りになるっぽいね。人気があるのも頷ける」

上条「ああ……ちょっとした神様気分だな……よっと」ズボッ
以下略



395:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:34:59.81 ID:UIeiMW9AO
〜22〜

上条「おー!すげー!!本当にお菓子の国になっちまったぞ!!!」

蒼穹より世界がアイボリーへと空の色を変え、大地がブラウニーに形を変えて行く。
以下略



396:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:35:26.04 ID:UIeiMW9AO
〜23〜

そうして乗り込んだカボチャの馬車がピンクやパステルの街並みを行く車窓を見つめながら上条は言う。
この学園都市製のバーチャルシミュレーションマシーン『オズマ』。
この中ならば無能力者の自分でさえもちょっとした能力者気分になれて少し面白いと。
以下略



397:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:37:34.34 ID:UIeiMW9AO
〜24〜

そう、上条は麦野をレベル5としてあてにした事も利用した事も一度もない。
超能力者としてでなく、常に『麦野沈利はどうしたいんだ?』と問い掛けて来る。
いつも『人間』として話し掛けて来るのだ。その上条にとっての当たり前が、麦野の『自分だけの現実』の中にはなかった。
以下略



398:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:38:50.68 ID:UIeiMW9AO
〜25〜

私は雪が嫌いじゃない。少なくとも雨よりは好きだ。
音にならない音を立てて降り積り降り注ぎ降りしきる白雪。
この学園都市じゃ年に五回も振るかどうか、って言うのもポイントね。
以下略



399:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/07(日) 21:41:10.49 ID:UIeiMW9AO
 
 
 
 
 
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