過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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555:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/08/21(日) 20:50:59.22 ID:Y4ZbBsuAO
〜−14〜

浜面「おい!!」

スキルアウトG「俺に指図すんな浜面ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

浜面「……!!」

ガウン!とスキルアウトが制止しようとした浜面の足元に一発撃ち込んだ。
そのあまりの剣幕たるや、浜面に二の足を踏ませるほどに。

スキルアウトG「邪魔すんなよ……今の俺は言葉じゃ止まんねーぞ」

激昂と消沈、呪怨と悲嘆、その狭間を彷徨う夢遊病患者のような足取りでスキルアウトがにじり寄って来る。

美鈴「わっ、私を撃ちなさい!!」

スキルアウトG「………………」

美鈴「貴方達が狙ってるのは私でしょう!?私だけ狙えばいいでしょうが!!この娘は関係ない!!!」

スキルアウトG「黙れってんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

ドン!と仰向け寝に横たわる美鈴の側に散らばっていたビジネスデスクに弾痕による風穴が空く。
その耳の真横を掠めていった弾丸に美鈴も思わず鼻白む。
暴力とは無縁の世界に生きる一般人たる美鈴にあって、悲鳴を上げないだけ賞賛に値するほどの緊張感。

スキルアウトG「関係ねえのはテメエだよクソババア……俺が用があんのはなあ」

そう言うや否や――見開きのまま凍てついた美鈴、物言わなくなった麦野を見下ろし――

スキルアウトG「――俺の仲間皆殺しやがったこの茶髪女だよォォォォォ!!」

その頭蓋骨に突き立てるような爪先蹴りでのサッカーボールキックで麦野を蹴り飛ばした。
それにより麦野が美鈴の上から蹴落とされ引き剥がれ、建築資材の粉塵と自らの出血とが相俟った赤茶色の血溜まりに沈み込む。

麦野「ぐぶっ……」

スキルアウトG「俺の!仲間を!!ダチを!!!虫螻みてえに殺しやがって!!!!!!」

横っ面を蹴り飛ばし、胸を踏みつけ、脇腹の傷口を抉るように執拗に蹴撃を叩き込む。
スキルアウトの必需品、鉄板入りの安全靴。内臓まで破れよとばかりに、全ての怒りの万分の一でも晴らさんように。

美鈴「死んじゃう!そんな事したらこの娘死んじゃう!!あっ」

スキルアウトG「落とし前つけてんだ引っ込んでろこのクソアマ!!」

止めようと足に縋りつく美鈴の頭を、未だ発砲したばかりの焼けた銃身で横殴りに薙ぎ払い、こめかみを穿つ。
美鈴の身体が車に轢かれた猫のように吹き飛びもんどりうった。
その勢いのまま泥水に顔から突っ込み、強かに打ちつけられる。




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