過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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67:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/14(木) 21:05:10.73 ID:1DwrXIIAO
〜3〜

禁書目録「お待たせなんだよ!適当に持って来たから自分でついでほしいかも」ドサドサ

青髪「ありがとさーん。おっ、何やアルコールもあるやん!」

上条「ああ、それ沈利のだよ……これ、内緒な?」ボソボソ

雲川「男子寮に女二人も囲ってる時点で既に御法度破りも甚だしいけど?」

上条「うっ、それは……」

雲川「安心しろ。私も話がわからん先輩じゃない。まあ酌の一つももらえれば口を噤むのもやぶさかじゃないけど」

御坂「……まさか、あんたも?」

上条「……土日だけ、ちょこっと付き合って」

御坂「信じられない!この不良!!」

ジョージ・T・スタッグスのボトルをしげしげと見やりラベルを確認する雲川と青髪の傍ら、御坂が人差し指を突きつけて弾劾する。
一方断罪される側の上条は両手を胸の前で振って緩める気配のない追求を何とかかわそうと必死である。
土日にちょっとだけ、と言えども表書きには71度と記されたバーボンウイスキーである。
酎ハイやビールなどと言った可愛らしいものではなく、明らかに飲み慣れた人間のチョイスに付き合えるだけ上条も意外にイケる口なのかも知れない。

上条「そ、そう言えば青髪!確か地下街に30種類くらいビール置いてる店あったよな?前に土御門が言ってたけど」

青髪「あああっこ?あの辺りにパンの配達行くけど客入ってるとこ見た事ないわー。穴場や、言うてたけどホンマのとこどないなんやろうね?」

御坂「ちょっと!話逸らしてんじゃないわよ!!」

麦野「五月蝿いわねえ……」

と、そこにやって来たのは料理の大皿を抱えてやって来た麦野である。
キャンキャン噛みつく御坂に辟易したような、呆れ果てたようなそんな表情で。

青髪「キター!!」

禁書目録「ご飯ご飯ー!!」

雲川「まあ、堅苦しい話は抜きにして」

上条「熱いうちに食べちまおうぜ!」

御坂「ちょっと!まだ話は……」

麦野「はいはい。クレームは後で聞いてやるから。受け付けないけどね」

そして他にも冷蔵庫から引っ張り出された食材と相俟って、ちょっとした宴会のような様相が醸し出される。
早くもかぶりつきの体勢にある食べ盛りで育ち盛りの学生らに待った無しである。

麦野「じゃ、当麻。家主としてどうぞ」

上条「えっと……いただきまーす!!」

全員「「「「いただきます!!!」」」」

上条家の夕食、開帳――




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