過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/09/03(土) 21:32:15.13 ID:G+RwveOAO
〜12〜
上条「どう言う事だ?それ」
絶対等速「シャバにいたくせに知らねえのか?今日一日で無能力者狩りの連中が次々ブチ殺されてったんだとよ。殺し屋でも雇われたか……とにかく悲惨らしいぜ」
そう……駒場利徳の遺志を受け継いだ一方通行により無能力者狩りのメンバーは次々に射殺されて行った。
その数およそ30〜40人ほどであり、残りのメンバーは死を恐れ、余罪の追求覚悟で警備員への保護を申し出たほどであった。
特に主だった三人のメンバーの内一人は昨日逮捕され、一人は廃工場にて射殺体で発見され……
残る一人は潜伏先の病院で狙撃され死亡したと絶対等速は付け加えた。なかなかの情報通らしい。
服部「で、今更ビビって駆け込み寺かよ。つくづく自分に都合良く出来てやがるな能力者(アイツら)は」
上条「……そっか」
絶対等速「自業自得ってヤツだ。多分無能力者から“人材派遣”辺りに雇われた殺し屋か?手口が徹底してる」
服部「――因果応報さ」
思わぬ形で半蔵の双肩にかかっていた荷が下ろされ、代わって虚脱感が襲って来た。
罪悪感など微塵もない。されど達成感も欠片もない……そんなやり切れない気分だった。
服部「(思ったよりスッキリとは行かねえもんだな駒場のリーダー……あんたが生きてりゃもう少し手放しで喜べそうなもんだが)」
半蔵とてわかっている。今日一日で無能力者狩りもスキルアウトも共倒れに終わった。
特に代を取ったばかりの浜面にそれは荷が勝ち過ぎる状況だった。
誰が頭を取ろうと遅かれ早かれ自分達は潰れていただろう。
それでも諦め切れずに資金調達に打って出てたのは――
『はいそうですか』と過去を捨て真っ当な生き方を選べるほど半蔵自身が器用ではなかったせいだ。
服部「(懐かしいな……俺が計画練って、駒場が指揮して、浜面がアシを確保して――……)」
悪事の果てに黄泉川に三人まとめてぶち込まれ一晩中この留置場で喚いていた頃が遠い昔のようだと半蔵は懐古する。
――すると――
警備員A「上条当麻!釈放だ!!」
上条「!!?」
警備員A「こちらです」
???「んまー!上条ちゃんひどい顔なのですよー!!」
上条「なん……だと」
その時、鉄格子越しに姿を表した人物……安っぽい蛍光灯照らされ逆光を背負った小さなシルエット――
月詠「まるでサンドバッグなのです!!」
月詠小萌が、そこに佇んでいた。
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