過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/09/17(土) 21:38:39.22 ID:W55C2CfAO
〜26〜
マヨエー!ソノテヲヒクモノナド……ピッ
上条「もしもし?」
麦野『私』
上条「ああ沈利か」
五和「!!?」
土御門「(あちゃー……)」
同時刻、負傷しながらも『左方のテッラ』を下しアビニョンより学園都市へと向かう超音速旅客機の中――
五和がおしぼりを差し出そうとしたまさにその瞬間、上条が携帯電話に出たのだ。
当然、学園都市製の最先端技術で作り上げられた超音速旅客機は携帯電話の電波程度ではビクともしない。
五和「(で、電話の相手ってまさか!)」
土御門「(カミやんの嫁ですたい。本当にはかったように横槍が入るにゃー)」
上条「そうか……うん、うん、わかった」
五和「(よっ…嫁って……)」
土御門「(オルソラ教会とベネチアで顔を合わせたんだろう?お前さんこそおしぼりが必要なくらい汗が出てるにゃー)」
五和「(うああああああああああああああああああああ)」
土御門「(また一つフラグと共に乙女の幻想がブチ殺されたんだぜい)」
いつもならば連絡待ちに徹している麦野からのコールに満身創痍の身体を座席に横たえ上条は相槌を打つ。
その出張帰りの夫が妻へかける電話のような上条の横顔に五和は動揺を隠しきれない。
同様にサングラス越しにもニヤニヤ笑いを隠そうともしない土御門を除いて。
上条「ああ、今代わる……土御門!」
土御門「ん?」
上条「麦野がお前に代わってくれって」
と、そこで上条から土御門へと携帯電話が手渡される。
麦野とは10月3日の午前に会ったきりではあるが別れ際が最悪であった。が
土御門「何ですたい?」
麦野『ふん……電話に出れなくなってりゃ良かったもんを』
土御門「相変わらず随分なご挨拶だぜい。で?死んで欲しいくらい俺を嫌ってるお前さんの用件はなんだにゃー?」
麦野『……とう』
土御門「………………」
麦野『――当麻を連れて帰って来てくれて、ありがとう』
麦野の口からついて出た言葉に土御門はやや目を丸くし……それから不敵な笑みを浮かべた。
土御門「――その様子じゃどうやら吹っ切れたようだな」
麦野『死ね』
その声に最早揺らぎはないと確信し、土御門は上条に携帯電話を返した。
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