過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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909:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/09/25(日) 15:24:42.11 ID:LC5MmfkAO
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浜面「俺の銃を防いだ時の…!」

学園都市上空で相見える死の天使達の闘争。絹旗を担ぐ浜面はその現象に見覚えがあった。

0次元の極点。木原数多が提唱し構築していた空間理論。

それはこの世界においてn次元の物体を切断すると、断面はn−1次元になり……3次元ならば2次元、2次元なら1次元。

ならば1次元を切断すると0次元になるはず、という理論を基礎とし――

麦野は既にその『切断方法』に不可欠な『量子論を無視して電子を曖昧なまま操る』刃を持っている。

絹旗「麦野……!」

抱えられた絹旗が天空で激突する二人を歯噛みしながら見上げる。

0次元の極点は理論上ならば銀河の果てにある物質まで手中に収め、また銀河の果てまで飛ばす事も出来る。

そんな想像を絶する領域にまで上り詰めた麦野が――

フレンダ「……麦野が」

浜面「!?」

フレンダ「あの麦野が私達に“手を貸して”だなんて……結局初めて聞いた訳よ」

仲間だった頃ですら『手伝え』と命令する事はあっても……

『手を貸して』などと言ったのはフレンダが知る限り初めての事だった。

フレンダ「――みんな」

だから――




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