過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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912:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/09/25(日) 15:28:19.24 ID:LC5MmfkAO
〜17〜

麦野「!?」

浜面「オラァッ!!!」

垣根「!」

ッッッドン!!!!!!という音すら置き去りにするかのような号砲と共に地上より天空へ向け放たれる一撃。
それはメタルイーターM5。来る戦争に備え制式採用が決まったばかりの対戦車仕様ライフル。

絹旗「虫螻に足元すくわれてりゃ超世話ないですねえ!!」

駆動鎧の加護を受けた浜面が構え、窒素装甲の守護を授かった絹旗が銃身を支えるフルオート射撃。
それが垣根の不可知にして不可視の防壁ごと弾き飛ばす不可避の連撃となる。
物理攻撃のダメージこそ通らないものの、物量攻撃に押し流され垣根が麦野から引き剥がされる!

麦野「あんた達……!」

絹旗「何一人で超戦ってんですか麦野!!私達は“アイテム”でしょうがっ!!!」

フレンダ「絹旗ヤバいヤバいヤバい!!」

垣根が急降下し狙いを切り替えるや否や浜面が駆動鎧の速力を生かしたジグザグ走法でメタルイーターM5の弾丸をバラまきながら注意を引きつけ……
ボロボロの絹旗をズタズタのフレンダが引っ張って二人は瓦礫を転がり地べたを舐めた。

絹旗「手を貸す!?自分の勝手で出てった人間が超エラそうに!」

麦野「絹旗……」

絹旗「どうせ命令するなら“私の背中を守れ”くらい超ふんぞり返って言えばいいんですよ!!」

オフホワイトのコートを鮮血に染めた麦野が上空より見下ろした先、フレンダの肩を借りて立つ絹旗が声を上げた。
それに目を見開いた麦野に、フレンダは鳩に豆鉄砲でも叩きつけたような快哉を叫ぶ。

フレンダ「背中くらいいくらだって預かってやる訳よ!!」

フレンダが傷口を押さえていた左手を天へ向かって差し伸べる。早く来いと急かすように

絹旗「“前リーダー”が言えないってなら“現リーダー”の私が超命令してやります!!」

絹旗が何とか生きている右手を空へ向かって突き上げる。早く行こうとせっつくように。

フレンダ・絹旗「「私達に麦野の背中を支えさせろって訳よ(です)!!」」

そして――




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