177:1 ◆BycwRokz6k
2013/02/25(月) 16:40:09.35 ID:4LkZLBri0
つるこは、コップをまた両手で包んだ。そしてうつむく。
「そう・・・だったの・・・」
「じんたん、めんまにウソついたあ!」
「・・・でも、言えっていったのは宿海くんでしょ?」
「そ、そうだけどさ」
「・・・めんま、いるのよね?・・・聞いてる?」
・・・・・、つるこ・・・?
「・・・なあに・・・?」
じんたんから離れて、つるこを見る。
つるこは、ふしぎと、めんまを見ているようだった。
めんまの姿は見えてないはずなのに・・・。
「めんま。そこにいるのよね」
すっとした目がめんまを見る。
真面目で、本を読むのが好きで、絵を描くのも好きで、超平和バスターズで喧嘩があった時は、いつもそれをとめてくれていた、つるこ・・・。
まるで、超平和バスターズの、おかあさんみたいだった・・・。
「ねえ・・・自分が嫌われた、って、言ってたりする・・・?」
「つるこ・・・?」
不安そうな声。
誰かをいつも心配してくれていた、つるこの、優しい声。
「・・・・・・」
つるこは、ちょっと俯いて、眼鏡を少しずらして目元をこすった。
え?・・・つるこ?泣いてるの?
不安になったその時、つるこは顔を上げて、きりっとした目でじんたんのほうを見た。
「・・・それは誤解よ。・・・聞いてほしいことがあるの」
「・・・なんだよ、」
「そう・・・めんまのお願いのこと・・・なんだけど」
「えっ?」
・・・めんま、の?
あれ?どうして、知ってるの?
めんまが『お願い』叶えてもらいたいこと、どうして・・・?
「私たちも手伝いたいの」
「『たち』って・・・?」
「勿論、安城さ・・・あなるよ。
少し時間を置いてから、話し合ったの。私とあなる・・・、2人で」
今日はとりあえずココまで!
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