過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 弐匹目
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485: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/26(火) 22:38:20.32 ID:8B/2/MiWo


「……ふん、成程。 どこの魔術結社か知らんが、俺様の捜索に『妖精』を差し向けるとはな」

「よ、妖精!!? い、いやー……むふふふ。 先生、小学生や時には園児にまで
 間違われたりするのですが、妖精さんだと言われたのは始めてなのですー」


フィアンマの発言に子供は頬に手を当てて何やらくねくねと蠢き始めた。
察するに、どうやらこの少女は妖精と言われた事に若干嬉しがっているようだが……。
フィアンマは少女の様子など気にも留めず考察を続ける。


「『ノーム』……。 いや、この一見変わった髪の色から察するに『ピクシー』か?
 それともまさか、『フェアリー』か。 フェアリーなら驚きだな、降格された身とはいえ
 元は天使。 そんなもんをわざわざこの俺様の捜索に駆り出すか。 何だ、案外切羽詰ってるのか?
 魔術サイドの現状は」

「天使……!! あ、あのー、そんなに先生の事を持ち上げても何も出ないのですよー? うふふふ……」


会話になっていなかった。

だが今のところ、この目の前の妖精はフィアンマを見ても魔術結社や魔術師に連絡する
素振りを見せない。というか、さっきから頬を赤らめてえへへえへへと気味の悪い声を発している。
もっとも、フィアンマとしては今ここで捕まるわけにもいかない。そういう素振りをこの少女……妖精が
見せた瞬間、容赦なく『右腕』で撃退する事になる。



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