過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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101:LX[saga sage]
2011/08/07(日) 20:34:50.77 ID:nHyfv/uy0

(さて、部屋にいない、トイレでもない、とすればどこにいる可能性があるかな?)



その昔、かつて教壇に立ったこともある木山教授は、その経験を元に推理を始めた。

子供が、部屋を出たとすれば、どこに行くか?

しかも、初めて来た場所、そして病院という建物の中で、だ。



(小学5年生、と言っていたな? ならば、そうあっちこっちへと右往左往はしないだろう)

(まずは、最初に出会ったロビーに行ってみるか、それでダメなら保安へ行って防犯カメラのデータをチェック、かな?)

彼女なりの結論を元に、木山教授はロビーに向かう。



直ぐに上条当麻が追いついた。

「ト、トイレにもいませんでした!」

息を切らしながら彼が教授に報告する。

「ふむ、そうか。出す方でなければ、逆に飲む方かもしれないな。自動販売機があるロビーを見てみようか?

そこにもいなければ、無闇に走り回るより、さっさと保安へ行った方がいいだろうな」

あくまでも冷静な木山教授に、冷や汗をかいている当麻がかみつく。

「ああっ、もうっ! だいたい先生があんなところでスカートなんか脱ぐからですよ!」

「なんだ、わたしのせいなのか?」

心外だな、と言う感じで教授はジト目で彼を睨む。

「ああ、もし誘拐でもされてたら、どうすりゃいいんだ……不幸だ」



早足で二人はロビーに向かった。



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