過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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163:LX[saga sage]
2011/08/28(日) 19:44:47.21 ID:97vRn+lS0

部屋に入った直後に上条当麻の携帯がブーンとうなる。

(この振動は、美琴からか……何かあったのか?)



「ちょっとすみません、急ぎのメールみたいで……」

当麻はイヤホンを伸ばし、耳に入れ、スイッチをクイクイと押す。

メールの音声読み上げサービスが始まる。

「ワタシ。カズマ ヲ コトコ ニ ミラレタラシイ。アンタ ガ アサミ ト イルトコロ ヲ ミラレルト

オオゴト ニ ナルカラ キヲツケナサイ」

(げ!)

当麻はその内容に、思わず心臓が縮み上がるのを覚えた。



「すみません、ちょっとトイレに行ってきます」

「忙しいんだね、お父さんは」
「はは、君のお父さんは有名だからな。そうだ、きみはお父さんの活躍を知っているかい?」
「あなたは、こんな時まで仕事なのですか?」

会議室に三人を残し、廊下に出た当麻は、周りに人がいないのを確認して身障者対応の大型トイレへ入り、

携帯を取りだして音声・文字同時変換に設定して「緊急送信」メールを選択する。

「こちら当麻。今OKだから電話よろしく」

簡潔に録音し、優先度を「最高」にして送信した。



およそ30秒ほどで、彼の携帯が振動する。

「ああ、美琴? メール有り難う」

低い声で美琴が答えてくる。

「アンタ、今、一麻くんとあの子と一緒?」



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