185:LX[saga sage]
2011/09/03(土) 20:02:20.48 ID:SctCF8BU0
「さて、少し落ち着いたようだが、上条さん、どうしようかな?」
木山教授がようやく今日の本題について話し始めた。
「え? あ……は、はい」
他のことを考えていたのだろうか、いきなり意見を求められた上条当麻は素っ頓狂な返事を返してしまった。
「仕事のことでも考えていたのかな? まぁ能力測定の時は君は用がないから、その時に外と連絡できるだろうから
それまで待ってもらえると助かるがね?」
ちょっと皮肉っぽい調子で木山教授が当麻を冷やかす。
「失礼しました。説明を続けて下さい」
当麻が頭を掻きながらぺこりと頭を下げる。
「じゃぁ、続けようか? テストのレベルは大きく分けて2つあるのだがね。所謂、簡便方法とフル調査方法だが。
簡便方法だと、現在のありのままの状態をみるものだから、正確なチェックにはならないし、被験者の能力がどういう傾向なのか
も不明な場合が多い。その代わり、脳への負担は一時的なものだから、能力の覚醒を引き起こす可能性はかなり低くなる。
いや、まず無いと行って良い。時間も費用もかからないしね。
フル調査だとその逆だ。
どっちを選ぶかは君たち次第だ。そう、君たちご両親が、この子を今後どうするかにもよるな」
木山教授はいったん言葉を切り、三人の顔を見回す。
「極端な事を言えば、学園都市に今日からいるのなら、フル調査も問題ないだろう。
能力が発現してしまっても、ここならば問題ないし、そういう子供はwellcomeだからね。
だが、東京の自宅へ戻ることを考えた場合には、万一その調査で能力が覚醒した場合は、特にそのパワーが強大だった場合は
自宅へ帰ることはかなり難しくなる。能力者が外へ出るには、いろいろとあるのはきみもよく知っているとおりだ。
これは、わたしが決める問題ではないのでね」
木山教授はゆっくりと、わかりやすく説明を行ってゆく。
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