過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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195:LX[saga sage]
2011/09/04(日) 19:52:27.09 ID:jwn08RCA0



「は、はい。ぼくは御坂一麻(みさか かずま)です」  

大人達の話を困ったように聞いていた一麻は、いきなり自分に質問が飛んできたので、少しまごついたようだった。

カエル医者は、そんな様子の一麻を見て、少し笑いながら

「おお、全体的にはお父さんに似ているけれど、でも顔はお母さんに生き写しだね? きみ、女の子にもてるんじゃないかな?」

とからかうように聞いてきた。

「……そんなこと、ないです」 

見知らぬ人からのそう言う質問には慣れていないのか、一麻はうつむいて小声で返事をする。



ムッとした顔で麻美はカエル医者を睨み付けると、一麻を励ますように、

「一麻? あなたはそんなところまでこの人のマネをしなくても良いのですよ?」と一麻の頭を撫でた。

最後のところで、当麻をチラと横目で睨みながら。



「あのなぁ、どうしていちいちオレが引き合いに出されなくちゃ行けないんだよ、ああっもう上条さんは不幸ですっ!」

「うん、確かに君はカワイイと思うな。女の子だけじゃなくて、お母さんたちも放っておかないだろう?」

せっかく収まり掛けたのに、今度は木山教授がまじめな顔で問いかけてくる。

「だから木山先生は煽らないで下さいって御願いしてるのにっ!!」

当麻が頭をガシガシとかきむしる。



ひとしきり漫才のような時間が過ぎたところで、麻美がまじめな顔でカエル顔の医者に訊く。

「あの、宜しければ、一麻のAIMジャマーのことで段取りを決めたいと思うのですが、宜しいでしょうか?」

カエル医者がおお、そうだったね、と言う顔で木山教授を呼ぶ。

「ああそうだね。木山先生? 彼の能力測定<システムスキャン>の結果はどうだったのかな?」

「失礼しました。こちらを」

木山教授はハンディターミナルをプリンターに繋ぎ、ハードコピーを取り、カエル医者へ渡した。

カエル顔の医者はその紙をざーっと読んで行く。

「……ふーむ……なるほどね……ほう?……はは、そういうことか」




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