265:LX[sage saga]
2011/09/24(土) 20:10:51.89 ID:8UQIM93d0
「ああああ、麻美、あいつの話はなし!なし!」 電気製品ぶっこわす気かと彼はあわてて右手で彼女の頭を押さえる。
一瞬、彼女はひるみ、そのまま彼の右手で自身の発動した能力を消したが、くいっと頭をひねり右手から逃れると
「だんだん思い出してきました……だいたい、他にも沢山の女の子とあなたは!」
そう静かに叫んで、彼のふとももをグイグイとつねる。
「痛い痛いです痛いだろって!!!……はぁ……お前もそういうところは、ホント美琴と一緒なのな……」
パンパンと麻美の肩を叩き、「参った」を意思表示する。
「お姉様<オリジナル>でなくても、女であればおなじ反応をすると思いますが?」
ずっと昔、初めて会った頃を思わせる無表情な顔で、冷たい答えが返ってくる。
だが、当麻は彼女の顔を見て、心底厭だというかのように顔を背け、少し震える声でつぶやいた。
「麻美、頼むからその顔は止めてくれ。お前たちのその顔は、見たくないんだ」
(え?)と麻美は驚き、瞬時にその顔を消した。
「ああもう、どうしてそう言う方向に話が行くんだよ、一麻の話をするんだろ?」
ほっとした表情で、痛ぇなちくしょー、とつねられたところを撫でさする当麻。
「そんなに強くつねったつもりはないのですが、少し赤くなっていますか? それでは♪」
お詫びに消毒を、と麻美は彼のふとももに顔を寄せ、ペロペロと舌でその部分を舐め始めた。
「こらこらこら、やめなさい、それはいいです、大丈夫だから、そんなことしないでいいから!!」
泡を食って当麻は彼女の肩を持って引き離す。
「あなた、声が大きいです。一麻を起こしてしまいます、とミサカは小声で注意します」 不満そうに睨み、起きあがる。
「あの、麻美さん?」
「いきなり『さん』づけとは。……あなた、どうしたのですか?」 なんでしょうか、というニュアンスの麻美。
「どうしたもこうしたも、いつの間に、その」 (おいおい、お前)
「さっきからそばにいるのですが」
「いやそれはわかりますが」 (履いてないってか)
彼女は起きあがると、つねった左のふとももを跨ぐ形で座り、当麻に抱きつく格好になっていたのだった。
麻美の腰が、当麻のももをクイクイと刺激する。
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