275:LX[sage saga]
2011/10/01(土) 20:23:37.55 ID:qJkAG6500
結局、お父さんはそれから30分くらいしてから起きてきた。
「おはよう……おまえら、早いんだなぁ〜ふぁ〜」
なんか、お父さん、昨日より疲れてるような気がする。
「あなた、いつもこんなだらけた朝なのですか?」
お母さんはなんか元気いっぱいだ。
「ぼく、おなか減った……」
「はは、さすが男の子だな。朝から食欲があるのはいいことだよ? ちょっと待ってろな?
朝はブッフェだから、好きなだけ食べられるよ?」
すると、お母さんは
「では、一麻、お父さんはまだ時間がかかるようですから、わたしちは先に行ってましょうか?」と
ぼくににっこり笑って打診をしてきた。
ぼくとしては本当は三人で行きたかったけれど、おなかが空いてどうしようもなかった。
「お父さん、先行って場所取っておくから早く来てね!」
「え? あ、ああ。わかった。じゃ二人とも場所頼むな」
お父さんはすごく残念そうな顔でぼくらを送り出してくれた。
「あ〜ぁ、お父さんはちょっと頑張りすぎました、っての……」
裸足のまま、当麻はソファをちらと見ながら洗面所へ入った。
「あいつもタフだわ……でもあんまり怒ってなかったよな……」
(酒飲み過ぎるとな……、結果オーライ……でも情けないな、はは)
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