過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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583:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:41:12.95 ID:W49tB26r0

「はは、まさかお前に電撃をくらうとは思わなかったよ……」

当麻が自嘲する。左手を捕まれて電撃をくらわされては、さしもの「幻想殺し(イマジンブレーカー)」も役にたたない。

「申し訳ありません。でもこうでもしないとわたしの御願いを聞いてくれるとは思えませんでしたから」

ごめんなさい、と言いながら、彼女は彼の上から降り傍にぺたりと座り込むと、やおらうなだれているソレと袋をやわやわと右手でなで始める。

まるで、産まれたばかりの子猫のようですね、とつぶやいて、頭を指先で撫で回す。

「お、おい、ちょっと、いつの間に? 何してるんだよ、そんなことするなよ?」

いきなりのことに動転する当麻。いつの間に脱がされてたんだよ、と思う。

だが、身体は正直である。男だから。正常な男性だから。

「あ……また、固くなってきたのですね……固くなったり、柔らかくなったり、大きさも変わりますし、不思議ですね」

幹になってきたそれを、熱心に見つめる彼女。

「いや、それが普通の健全な男性ですから、ってゆーか、お前、そんなことをしに来たのかよ?」

「はい。あなたを取り上げられてしまうのなら、その前に……その前にミサカは……」

当麻の方を見ずに、自分に言い聞かせるかのように小さくつぶやく御坂妹。

だが、次の瞬間。

「ミサカはこうするしかなかったのです」

御坂妹は、彼に向き直るとキッパリと言い切り、そしてやおらしごいていた手を止め、いきなり口にソレを含んだ。

「うっ!」

熱い舌が先をなで回す。技巧もへったくれもない、かなり荒っぽい動き。チュバッ、チュバッとわざとらしい音も気に障る。

そして歯が敏感な部分に当たり、快感よりむしろ痛い。

「お前、止めてくれ、ちょっと痛い、歯を立てないでくれる? それはなぁ、ソーセージでもバナナでもないんだからぁ!」

彼女はぴたりと動きを止めると口からソレを吐き出し、悲しそうな顔でささやく。

「すみません。本で読んだだけなので、わたしのやり方は間違っているのでしょうか?」

「男のオレに聞くなよ……歯を立てずにやるんだと思うぞ? て言うか、もう止めよう、お前、今日はどうかしてるぞ?」

「……わたしがヘタなことは謝ります。ですが、わたしの気持ちはそれでは収まらないのです。

あなたは、女のわたしに恥をかかせるのですか? あなたに全てをさらけ出しているこのわたしに、このまま帰れと仰るのですか? 

それはあまりにむごいです」

「いや、お前の気持ちは……」

「どうなのですか?」 

そう言うと、御坂妹は目を閉じ、再び当麻を口に含む。今度は音も出ない。彼女は歯を立てないように、そうっと頭を上下させる。

唾液がたらたらと幹を伝って流れ落ちるのがわかる。

今度は角度を変え、ハーモニカを吹くように、幹に沿って上下に唇を滑らせる。

丸いその頭を、唇で撫で回し、舌で尿道口をつんつんと弄る。そしてまたずるっと口に含む。

(き、気持ちいいけど、その姿がすんげぇいやらしいっ!)

その姿に当麻も興奮し、彼の意思に反してそこは目一杯いきり立つ。快感がグンと湧き上がってくるのが感じられる。

「はぁ……ピクピク動くのですね、ここは」

頭を外した御坂妹はべとべとの幹をクイクイとしごき立てる。夢の中の時の愛撫とは全く違う。

――― やばい、出ちまう ――― 

快感はゴールに向かって加速し始めた、が。


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