過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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121: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:36:22.44 ID:wNc4wg8IO
見滝原に暁美ほむら以外の魔法少女がいる、ということはドイルにとって吉報であった。
佐倉杏子と享受した愉悦を───血肉を沸騰(わ)かせる闘争(たたかい)を、また味わえるのかと思った。
身体の中で、闘気が奮い立つ。

ドイル《なあキュゥべえ?巴マミともヤっていいだろう?》
以下略



122: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:37:16.79 ID:wNc4wg8IO
QB「マミにはもう君のことを伝えているよ。君にもマミのことを教えるつもりだったんだが……」

ドイル「そういうことは早く教えろ」

QB「ごめんごめん」
以下略



123: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:38:10.49 ID:wNc4wg8IO
さやか「そういえばドイルってキュゥべえにどんなお願いをしたの?」

しん、と
さやかが何気なく発した言葉で、場の空気が重くなる。
ドイルが纏う雰囲気が変質(か)わったのだ。
以下略



124: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:39:03.02 ID:wNc4wg8IO
ドイル「へぇ……で、その恭介くんは音楽が好きなのかい」

さやか「うん……恭介はヴァイオリンの天才なの。でも、事故で怪我しちゃって……いま左手が動かないんだ」

ドイル「……そうか。悪いな、嫌なこと思い出させちまって」
以下略



125: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:40:03.67 ID:wNc4wg8IO

街を巡ったあと、さやかにつき合ってドイルたちは見滝原総合病院に来ていた。

さやか「おまたせー」

以下略



126: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:41:22.30 ID:wNc4wg8IO
QB「こっちだ!」

そう叫ぶとキュゥべえは走り出し、その後を三人は追う。
すると、壁が怪しく光っているのを発見した。
病院の壁に寄生しているグリーフシードである。
以下略



127: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:43:02.40 ID:wNc4wg8IO
さやか「……わかった!無茶したら駄目だよ、ドイル」

ドイル「心に留めておくよ。よし、いくぜキュゥべえ」

かけ声と共にドイルは変身し、機構(ギミック)を作動させた。
以下略



128: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:44:37.93 ID:wNc4wg8IO

キャンディ、クッキー、紅茶にコーヒー、板チョコにプディング、ホールケーキと結界の中はまるでお菓子の国とでもいうような様相であった。

ドイル「こりゃあすげえな。どうだキュゥべえ、ちょっと喰ってみろよ」

以下略



129: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:45:52.05 ID:wNc4wg8IO
ドイル「ああ、あれね。ひとつは他人を気遣いながら闘うのが鬱陶しかったから」

QB「他には?」

ドイル「魔法少女同士、積もる話もあるかと思ってね。出てこいよ!尾行(つ)けてきているんだろう」
以下略



130: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/07/26(火) 05:47:09.04 ID:wNc4wg8IO
キュゥべえを適当にあしらったあと、ドイルはほむらを観察した。
夜のような女であった。
───そう、身体から夜気が染み出しているのだ。
立ち振る舞いからくるのか、それともその長い黒髪からくるのか……少女からは陰鬱な印象が与えられた。
しかし、ただ陰鬱であるだけではない。
以下略



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