過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
1- 20
158: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:03:39.38 ID:ij7QMR9IO
ほむら(まあ、別にここで死んでくれても構わないのだけど)

もし、ドイルが魔女に破れたとしても、ほむらのプランに影響はない。
むしろ、魔法少女の現実(リアル)をまどかに叩き込めるいい機会だ。
戦い、死にゆく、残酷な運命を。


159: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:04:48.33 ID:ij7QMR9IO

全身のバネを使った跳躍により、ドイルは魔女の元に飛来する。
周りの景色がまるで矢のように飛んでいき、風圧がドイルの頬を撫でた。
獲物が射程圏内に入ると同時に、刃で切りつける。
魔女の反応は鈍く、されるがままとなっていた。
以下略



160: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:05:37.48 ID:ij7QMR9IO
ドイル「そろそろ終わらせるぜッ」

追い打ちをかけるべく、ドイルは跳躍する。
強化された脚力が、ドイルを一瞬で獲物の元に運ぶ。
起きあがろうとする魔女に、踵の刃で切りつけようとした。
以下略



161: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:06:17.37 ID:ij7QMR9IO
ドイル(〜〜〜ッッッ!!?)

必死に回避を起こそうとするが、

細胞はすでに攻撃に移っており、
以下略



162: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:07:20.23 ID:ij7QMR9IO

みしりみしりと、万力のように、魔女はドイルを締めつける。
みちみちと、筋肉が断裂(さ)ける音が聞こえる。
ドイルの口からは、血のあぶくがあふれ出し、「ひゅう、ひゅう」とかすれた呻きが漏れ出す。

以下略



163: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:08:21.22 ID:ij7QMR9IO
ふと、ある考えが頭をかすめた。
この状況を打破する策が。

ドイル(熱い……!!?あれだッッ!!!頼むッッ……“生きていて”くれ!!起動(うご)いてくれッ)

以下略



164: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:08:50.89 ID:ij7QMR9IO
牙と爆発によって内蔵器官に与えられたダメージ。
それに伴う大量出血。
ドイルの体は、魔法少女の力をもってしても、とても戦闘(たたか)える状態では無い。
そして、無情にも、目の前で魔女が再生する。
薄れてゆく意識、遠くなる耳、景色がかすれる。
以下略



165: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:09:29.58 ID:ij7QMR9IO

───暖かい。
───体がふわふわする。
───どこだここは?
───心が安らぐ。
以下略



166: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:10:11.72 ID:ij7QMR9IO
ドイル「俺は確か……魔女と戦っていて……」

そして、奇襲を喰らって……大けがを負って……

マミ「そして、死にそうになっていたところを私が助けたのよ」
以下略



167: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:10:45.06 ID:ij7QMR9IO

ドイル「俺は……どのくらい眠っていたんだ?」

まどか「えっと……だいたい半日ぐらいかな」

以下略



301Res/149.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice