過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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162: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:07:20.23 ID:ij7QMR9IO

みしりみしりと、万力のように、魔女はドイルを締めつける。
みちみちと、筋肉が断裂(さ)ける音が聞こえる。
ドイルの口からは、血のあぶくがあふれ出し、「ひゅう、ひゅう」とかすれた呻きが漏れ出す。

以下略



163: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:08:21.22 ID:ij7QMR9IO
ふと、ある考えが頭をかすめた。
この状況を打破する策が。

ドイル(熱い……!!?あれだッッ!!!頼むッッ……“生きていて”くれ!!起動(うご)いてくれッ)

以下略



164: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:08:50.89 ID:ij7QMR9IO
牙と爆発によって内蔵器官に与えられたダメージ。
それに伴う大量出血。
ドイルの体は、魔法少女の力をもってしても、とても戦闘(たたか)える状態では無い。
そして、無情にも、目の前で魔女が再生する。
薄れてゆく意識、遠くなる耳、景色がかすれる。
以下略



165: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:09:29.58 ID:ij7QMR9IO

───暖かい。
───体がふわふわする。
───どこだここは?
───心が安らぐ。
以下略



166: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:10:11.72 ID:ij7QMR9IO
ドイル「俺は確か……魔女と戦っていて……」

そして、奇襲を喰らって……大けがを負って……

マミ「そして、死にそうになっていたところを私が助けたのよ」
以下略



167: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:10:45.06 ID:ij7QMR9IO

ドイル「俺は……どのくらい眠っていたんだ?」

まどか「えっと……だいたい半日ぐらいかな」

以下略



168: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:11:22.85 ID:ij7QMR9IO
ドイル「そういえば……キュゥべえは?」

まどか「キュゥべえもどこかに行っちゃった……私が魔法少女になるのを渋ったからかなあ」

申し訳なさそうに、まどかは眼を伏せた。
以下略



169: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:11:58.21 ID:ij7QMR9IO
まどか「で……でも」

うろたえるまどかを手振りで制して、マミの方に向き直る。

ドイル「今日は本当にありがとう。あんたは俺の恩人だよ」
以下略



170: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:12:32.36 ID:ij7QMR9IO
マミ「鹿目さん?」

まどか「だってそのほうが絶対いいですよ!ドイルちゃんはまだ新人だし」

───なによりマミさんにパートナーが出来る。もう、ひとりで戦わなくてもいい。
以下略



171: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:13:25.72 ID:ij7QMR9IO
マミ「そうね、幸か不幸か見滝原は魔女がよく出没する地帯だし、グリーフシードが不足(た)りなくなるなんてことは無いわ」

そしてドイルの方に向き、

マミ「もし良かったら私とコンビを組まない?……いえ、組んでくれないかしら?」
以下略



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