過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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◆jZWXi8L9Ck
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2011/08/06(土) 05:11:22.85 ID:ij7QMR9IO
ドイル「そういえば……キュゥべえは?」
まどか「キュゥべえもどこかに行っちゃった……私が魔法少女になるのを渋ったからかなあ」
申し訳なさそうに、まどかは眼を伏せた。
以下略
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:11:58.21 ID:ij7QMR9IO
まどか「で……でも」
うろたえるまどかを手振りで制して、マミの方に向き直る。
ドイル「今日は本当にありがとう。あんたは俺の恩人だよ」
以下略
170
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:12:32.36 ID:ij7QMR9IO
マミ「鹿目さん?」
まどか「だってそのほうが絶対いいですよ!ドイルちゃんはまだ新人だし」
───なによりマミさんにパートナーが出来る。もう、ひとりで戦わなくてもいい。
以下略
171
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:13:25.72 ID:ij7QMR9IO
マミ「そうね、幸か不幸か見滝原は魔女がよく出没する地帯だし、グリーフシードが不足(た)りなくなるなんてことは無いわ」
そしてドイルの方に向き、
マミ「もし良かったら私とコンビを組まない?……いえ、組んでくれないかしら?」
以下略
172
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:15:04.53 ID:ij7QMR9IO
まどか「そんな……」
マミ「……人ぞれぞれですものね。ひとりぼっちが寂しいと思う人もいれば、ひとりが良いって人もいる」
ドイル「……スマナイ」
以下略
173
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:16:14.46 ID:ij7QMR9IO
■
帰り道、ドイルはひと気のない公園を歩いていた。
整然と植えられた緑が、大気を染め上げている。
移り香と、夜気を含んだ風を愉しんでいると、白い獣に声をかけられた。
以下略
174
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:16:47.18 ID:ij7QMR9IO
ドイル「負けた……?いつ?」
QB「いつって……君は今日、病院で魔女に負けたじゃないか!……もしかして、記憶障害になったのかい」
いぶかしげにキュゥべえは尋ねる。
以下略
175
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:17:34.73 ID:ij7QMR9IO
そう、ドイルにとって敗北とは認めるものではなく、たどり着くものなのだ。
闘争の末に迫り来る死、それこそがドイルが求める敗北であり、ゆえにいま健在しているドイルは負けていないのだ。
それを屁理屈と言う者もいるであろうが、別にドイルは反論する気もない。
それはそれで真実であるからだ。勝敗の基準とは各々により異なるものである。
以下略
176
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:17:59.49 ID:ij7QMR9IO
ドイル「人間みんな、サディストでマゾヒストさ」
そう締めて、ドイルは後ろに振り返る。
ドイル「そら、そこにもサディストでマゾヒストがいるぜ」
以下略
177
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:18:50.45 ID:ij7QMR9IO
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QB「杏子!」
ドイル「リベンジマッチかい?」
以下略
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