過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:15:04.53 ID:ij7QMR9IO
まどか「そんな……」
マミ「……人ぞれぞれですものね。ひとりぼっちが寂しいと思う人もいれば、ひとりが良いって人もいる」
ドイル「……スマナイ」
以下略
173
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:16:14.46 ID:ij7QMR9IO
■
帰り道、ドイルはひと気のない公園を歩いていた。
整然と植えられた緑が、大気を染め上げている。
移り香と、夜気を含んだ風を愉しんでいると、白い獣に声をかけられた。
以下略
174
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:16:47.18 ID:ij7QMR9IO
ドイル「負けた……?いつ?」
QB「いつって……君は今日、病院で魔女に負けたじゃないか!……もしかして、記憶障害になったのかい」
いぶかしげにキュゥべえは尋ねる。
以下略
175
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:17:34.73 ID:ij7QMR9IO
そう、ドイルにとって敗北とは認めるものではなく、たどり着くものなのだ。
闘争の末に迫り来る死、それこそがドイルが求める敗北であり、ゆえにいま健在しているドイルは負けていないのだ。
それを屁理屈と言う者もいるであろうが、別にドイルは反論する気もない。
それはそれで真実であるからだ。勝敗の基準とは各々により異なるものである。
以下略
176
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:17:59.49 ID:ij7QMR9IO
ドイル「人間みんな、サディストでマゾヒストさ」
そう締めて、ドイルは後ろに振り返る。
ドイル「そら、そこにもサディストでマゾヒストがいるぜ」
以下略
177
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:18:50.45 ID:ij7QMR9IO
■
QB「杏子!」
ドイル「リベンジマッチかい?」
以下略
178
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:19:25.69 ID:ij7QMR9IO
どさりと、倒れる杏子を見下し、暗器を体内にしまう。
ぬらりと、真っ赤な体液が、杏子の頭部から這い出でた。
ドイル「……目を合わせた瞬間からファイトは開始(はじ)まっているんだよ」
以下略
179
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:19:59.59 ID:ij7QMR9IO
■
小鳥がさえずる声でドイルは目を覚ます。
周りを見回すと、飾られた十字架が朝日に照らされていた。
廃屋である。どうやら、もとは教会であったらしい。
ドイルは長いすに寝かされていた。
以下略
180
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:20:45.38 ID:ij7QMR9IO
その言葉に反応して、ドイルは静かに構えをとる。
杏子「だから待てッつってんだろ。まずは腹ごしらえだ」
そういって杏子はドイルにコンビニ袋を投げてよこした。
以下略
181
:
◆jZWXi8L9Ck
[saga]
2011/08/06(土) 05:21:22.01 ID:ij7QMR9IO
ドイルを睨みつけた後、芝居がかった仕草で言葉を紡いだ。
杏子「ったく、敵からの施しは受けられないってわけかい?」
生意気に白い八重歯をのぞかせる。
以下略
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