過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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(北海道)
[saga sage]
2011/07/22(金) 15:18:44.84 ID:YsW8PG+Z0
ほむら「居ないわね・・・・・・」
マミ「それにしても・・・・・・凄い人だかりね。グラウンドの成れの果てが浮き上がるほどのフラッシュだわ」
ほむら「・・・・・・それはもう良いでしょう。それより、念のためさやかに連絡を――」
まどか「――待て――誰か居る」
ほむら「――みたいね。出てきなさい」
マミ「逃げるようであれば、追い討ちをかけるわよ?」
三者三様に保健室の入り口を睥睨する。しばらくして、そこから一人の少女が浮かび上がった。見掛けたことのない顔に、ほむらは
眦を搾った。
ほむら「貴方は・・・・・・?」
「魔法少女だ。おそらく、君達も、魔法少女でしょう?」
苛烈な声音、険しい相好で少女は言い放った。
まどか「そのとおりだ」
ほむら「いや・・・・・・」
マミ「貴方は・・・・・・どうなのかしら・・・・・・?」
「・・・・・・?私は浅海サキ。拠点はあすなろ市だ。そして、此処には一つ案件があって来た。君達の縄張りを侵そうという気概はない」
サキ「出来れば、私達に協力してもらえてればとさえ思っているよ」
マミ「信用すると思って?」
ほむら「なら、どうしてこそこそしていたのか、その理由を先ず聞かせてくれないかしら?」
サキ「君達に対して露骨に姿を晒して、敵愾心を煽りたくなかっただけだ。魔法少女の中には、問答無用で襲い掛かるのもいるからね」
マミ「それは質問の答えに」
サキ「なっているよ。私は同族殺しはしたくないんだ。いや、魔女以外を魔法で殺すのは、御免こうむりたいのさ・・・・・・」
マミ「・・・・・・まるで、わたしたちが貴方よりも格下であるかのような言い分ね」
ほむら「マミ」
まどか「落ち着け、マミ」
マミ「・・・・・・ふん」
サキ「そうは言っていないよ・・・・・・ただ、言葉どおり私の魔法は少々強力なんだ・・・・・・つい度を越してしまうこともなきにしもあらずなんだよ」
ほむら「そう。とりあえず、そういうことにしておきましょうか」
サキ「そう言ってもらえるとありがたい・・・・・・・君が、このチームのリーダーなの?」
まどか「わたしだ」
マミ「いいえ、わたしよ」
ほむら「・・・・・・らしいわ」
サキ「・・・・・・すまない、とりあえず君と少し話がしたいのだけど、良いかな?」
まどか「わたしも参加する」
マミ「慎んで参加させてもらうわ」
ほむら「・・・・・・らしいわ」
サキ「・・・・・・そうか。なら、此処で少し話をさせてもらうよ。私がどうして、この街へ来たのかをね」
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