過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga sage]
2011/07/22(金) 16:27:28.62 ID:YsW8PG+Z0
 サキと別れた三人。帰路を進む中さやかの安否を確かめると、ほむらは嘆息した。

ほむら「さやかは無事なようね」

まどか「そうか。良かった」

 無抑揚な声。でも、ほむらには心なしか彼女の表情が綻んだように思えた。対して、マミの方は難しい顔をしている・・・・・・
それは、魔法少女狩りについてなのか、それとも浅海サキに対するほむらには持ち得なかった反感からなのか、解からない。
 沈黙したまま、まどかを送り届け、二人きりになったのを皮切りに、マミがほむらの手を握った。


 すぐにマミはほむらの手を離す。二人はそれから一言も言葉を交わさず互いの帰路に順じて社交辞令を告げて別れた。

 その様子を、とあるマンションの頂上から合流したかずみとサキは眺めていた。

かずみ「・・・・・・何か聞こえた?」

サキ「いや・・・・・・テレパシーも行われていない」

かずみ「うん、わたしも何も聞こえなかった・・・・・・」

サキ「しかし・・・・・あの二人が、何かを隠しているのは確実だ・・・・・・おそらくそれは、魔法少女狩りの真実」

 かずみが大きなショルダーバックから何かを取り出す。それは、透明な袋に入ったクッキー。

かずみ「サキもいる?」

サキ「いや・・・・・・私は今は」

かずみ「駄目だよ、サキ。食べ物を粗末にしたらね、無事にエンドロールを迎えられないんだから」

サキ「・・・・・・解かったよ、いただきます」

かずみ「召し上がれ♪」

サキ「・・・・・・あの二人の能力が判然としない以上、迂闊に近寄るのは危険だな・・・・・・とりあえず、君が手に入れた情報から洗っていこうか」

サキ「呉キリカ・・・・・・か。簡単に情報を掴めれば良いけれど・・・・・・いや、明日、あの二人に訊ねれば良いか」

かずみ「そうだね・・・・・・さやかと知り合いなんだもん、知らないはずないよね・・・・・・それで、もしも隠すようだったらぁ」

かずみ「みんな纏めて、わたしが殺してやるんだから・・・・・・・魔法少女狩り、諸共・・・・・・みんなの、仇・・・・・・!」

サキ「・・・・・・」


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