42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/21(木) 12:48:22.98 ID:sjCLmELAO
少女は学ランの鞭を片手で受け止めた。
だがその時点で既に、彼女は選択を誤っていたのだ。
「いっ──!?」
腹部に突き刺さる鈍痛。鋼介の華奢な足は少女の鳩尾を的確に打ち抜いていた。
「言っただろ? 僕は女子供でも容赦しない」
体勢を崩した少女の胸倉を掴み引き寄せ、右手の親指を人指し指と中指で強く挟む。
「あっれぇ? 女の子相手にそこまでやっちゃう?」
振り翳した拳は確実に相手を傷付ける為の握りだ。下劣な暴力を振るう鋼介には微塵の躊躇いも無い。
「……お望み通り目茶苦茶にしてやるよ」
少女は笑った。鋼介は笑わなかった。
拳は少女の頬骨を打つ。
全体重を乗せて振り抜いた一撃は彼女の身体を数メートルほど吹き飛ばす。
固いブロック塀で背中を打ち、少女はそのままへたりこんだ。
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