過去ログ - コードギアス――白昼の残月――（コードギアス×鉄人28号）
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3: ◆wKCRHpd5CA[saga]
2011/07/11(月) 20:53:29.79 ID:s7SBEhdx0

老人の言葉は続く。

？？？『見た所……ブリタニア人かな。服装から察するに学生といった所だろうが』
？？？『ふぅむ……今や支配者となったブリタニア人が、女まで連れて、こんな辺鄙な所に何の用かね？』

キャットウォークの手すりに手を乗せて、身を乗り出す様にしてこちらを見下ろして来る老人の瞳には、
偏屈、頑固、鋼の意志、そして狂気が光り輝いていおり、その挑戦的な視線に、ルルーシュは思わず気圧され、

ルルーシュ「道に迷ってね……偶然迷い込んだだけなんだが」
ルルーシュ「それよりも聞きたいのは……そのロボットの事だ」
ルルーシュ「日本人だと思うが……こんな所でそんな物を作って……一体何のつもりだ？」

しかし、即座に態勢を戻し、老人の問いは適当にはぐらかしつつ、逆に問うた。
口調は、舐められぬようにと、威圧を込める。気圧された事が、彼の勘に障った様だ。

老人は、ククク、と笑いながら、

？？？『人の問いには真面目に答えずに、逆に問いを返すとは礼儀のなっていない小僧だが』
？？？『まぁ良い……答えてやろう』
？？？『コイツはな――――』

老人は答え始める。

？？？『ブリタニアの「ブリキのおもちゃ」共を蹴散らす為に』
？？？『日本が造り上げんとしていた……「人型決戦兵器」……』
？？？『それの夢の跡にして……その夢をワシが継いだモノ』

？？？『このワシの傑作にして』
？？？『未だ発展途上の怪物(モンスター)』

？？？『誰にも造れなかったのを……ワシが、一人で、7年の歳月を掛けて完成させたモノ!!』

ロボットに向けられた視線に籠る狂気を強めながら、老人はその名を呼んだ―――

？？？『その名も―――超ロボット兵器「―――――』


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