過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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2011/07/19(火) 13:53:38.51 ID:FIrMV1oB0
「そうだ、二人とも願い事は決まった?」
マミはそう言って二人の間に来るように歩調を合わせると、二人ともバツの悪そうにしていた。
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234
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2011/07/19(火) 13:54:07.29 ID:FIrMV1oB0
「……私は…。」
「えっ!あ、い、いいんです!別に話したくないならそれで…。」
「すまない、マミ。」
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2011/07/19(火) 13:54:50.35 ID:FIrMV1oB0
『「君の願いはなんだい?」』
『「ハァ…ハァ…助けて…」』
「考える余裕さえなかったわ、もちろん、大事な家族を助ける事も…。」
以下略
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2011/07/19(火) 13:55:16.31 ID:FIrMV1oB0
「だからね、選択の余地が在る貴方達にはきちんと決めて考えて欲しいの。」
「私が、出来なかったからこそ…ね。」
そうマミは言った。
それに堪えられなくなったのかさやかが話を切り出した。
以下略
237
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2011/07/19(火) 13:55:47.71 ID:FIrMV1oB0
「例えば、例えばの事なんですけど…、私なんかよりさ、ずぅっと困っている人が居て。」
「その人の為に願い事が出来るのかなぁ…、何て。」
「さやかちゃん、それってもしかして、上条君の事?」
以下略
238
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2011/07/19(火) 13:56:20.54 ID:FIrMV1oB0
「だ、だから例え話だってば!」
その様を見て、マミは思案をしているようだった、さやかの回答にはキュゥべぇが答えた。
「うん、可能だよ、前例が無いわけでもない。」
以下略
239
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2011/07/19(火) 13:56:49.16 ID:FIrMV1oB0
「美樹さん、あなたはその人の夢を叶えたいの?」
「それとも、夢を叶えた恩人になりたいの?」
「!!?」
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2011/07/19(火) 13:57:30.55 ID:FIrMV1oB0
「……うん…そう、だね。」
「私の考えが甘かった!ごめんなさい!」
そう言ってさやかは平謝りをしていた。
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2011/07/19(火) 13:57:59.14 ID:FIrMV1oB0
「ボクとしては早く決めてもらえると嬉しいんだけどな。」
「だぁーめ!女の子を急かす男は嫌われるゾ?」
「あははは。」
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2011/07/19(火) 13:58:27.78 ID:FIrMV1oB0
「やっぱり簡単な事じゃないんだよね。」
「ボクの立場で急かすわけには行かないし、ルール違反だしね。」
「…まどかは、そこまでして魔法少女になりたいのかい?」
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243
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2011/07/19(火) 13:59:32.25 ID:FIrMV1oB0
「ああ、でもまどか、魔法少女になる、と言うことはそれ相応の覚悟も必要だという事だ。」
「中途半端な気持ちでは、本当の力は発揮できない。」
「そう言うものだよ。」
「ふぅ〜ん。」
以下略
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