過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
1- 20
863: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:25:26.83 ID:3t32eJtZ0
「ぼ、僕と…」///
「ぼ、僕と付き合ってください!!!!」///

その言葉言い切るのと頭を下げるのはほぼ同時であった。
恭介はそのまま最敬礼をしており、さやかの顔が見えていなかった。
以下略



864: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:26:19.46 ID:3t32eJtZ0
「さ!さやか!!」

恭介は驚き、さやかに近づいて両肩を抱こうとしたが、松葉杖無しには立っていられそうもなく断念した。
恭介は今だ完治していない足をこの時は恨めしく思った。

以下略



865: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:27:51.97 ID:3t32eJtZ0

『いや、あの、恭介がさ、元気じゃなかったからその・・・おまじない』
『おまじない?』
『そ、おまじない』
『だからさ、治るよ、恭介の腕』
以下略



866: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:29:08.19 ID:3t32eJtZ0
「…あの時、僕の腕が治って本当に驚いたよ、奇跡も魔法も在るって信じたくなった位だ」
「でもね、それ以上にさやかの事ももっと知りたい、って思ったんだ」

「あ、あたしの事…?」

以下略



867: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:30:30.87 ID:3t32eJtZ0
さやかはその痛々しい傷を撫でながら思っていた。
この怪我が無ければ、恭介はバイオリンを…。
この怪我が無ければ、願いを叶えられなかった…。
この怪我が無ければ…。
チュッ
以下略



868: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:31:42.73 ID:3t32eJtZ0
何時の間にか涙は止まり、恥ずかしさで真っ赤になっていた。

「え?あ、いや、その、それはおきのどくだな、と」///

「だからさやか、責任を取ってもらいたい」///
以下略



869: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:32:31.74 ID:3t32eJtZ0
「……無理だよ…」

静寂を破ったのはさやかであった。
その声は暗く、先程のさやかとは別人の様であった。

以下略



870: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:33:19.44 ID:3t32eJtZ0
今度は恭介が聞き返す番になってしまっていた。

「あの時ね、あたしの願い、叶えて貰って恭介の腕、治してもらったんだぁ」
「でもねぇ…!あたし!もう死んでいるの!ゾンビなの…!」

以下略



871: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:33:58.12 ID:3t32eJtZ0
「何があったんだい!さやか!どうして君がゾンビだなんて言うのさ!?」

「駄目なのぉ!私!私…!」

「落ち着くんだ!さやか!」
以下略



872: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:34:56.53 ID:3t32eJtZ0
そう言うと、さやかは恭介の腕を抱きしめて俯いて泣き出してしまった。
最初は恥ずかしがっていた恭介は、さやかのその様子を見て、決心し。
優しく抱き寄せた。

「な!きょ、恭介!!!」
以下略



967Res/458.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice