過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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888: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:48:25.51 ID:3t32eJtZ0
「無理はしない方が良いわ、余裕が無いのが丸分かりよ」
「正義の味方を気取って戦うのは良いけど、少しは自分を労わりなさい」

そう言ってほむらはさやかに向かって何かを投げた。
さやかが手にとって確認すると、それはグリーフシードだった。
以下略



889: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:49:34.62 ID:3t32eJtZ0
そう言ってグリーフシードを投げ返した。

「そうやって悲劇のヒロインでも気取る心算?」
「反吐が出るわ」

以下略



890: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:50:26.86 ID:3t32eJtZ0
「?急に何を言っているの、さやか」

「…あたし馬鹿だからさ、率直に聞くよ」
「アンタ…何を諦めているのさ?」

以下略



891: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:51:10.44 ID:3t32eJtZ0
ほむらは後退りして、さやかを見つめていた。
そのさやかは先程と変わらずに冷静にほむらを見つめていた。
やがて沈黙に耐え切れなくなり、言葉を切り出したのは、ほむらだった。

「…どうやら、貴方に嘘を突き通すのは、無理みたいね」
以下略



892: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:52:09.02 ID:3t32eJtZ0
「えぇ、貴方はいずれこうなって自滅の道に向かうのは『知っていた』のよ」

「『知っていた』…?」

「ちょっとね、でもわたしが知っている様な展開じゃなかったから今までその一縷の希望に縋っていたの」
以下略



893: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:53:37.34 ID:3t32eJtZ0
「オイ!!」

ほむらの後から、杏子が遣って来てほむらを羽交い絞めにしたのだ。

「!?佐倉杏子!!」
以下略



894: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:54:20.20 ID:3t32eJtZ0
「?オイ、人の話…!」

杏子がほむらの顔を覗き込むと、ほむらは泣いていたのだ。

「!?お、オイ!」
以下略



895: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:55:11.94 ID:3t32eJtZ0
「…アァ!もう!アンタはそこで泣いてな!あんたが助けられないなら」
「あたしが助けに行く!」

そう言って杏子はさやかの後を追うために、飛ぶ様に走って行った。

以下略



896: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:56:21.03 ID:3t32eJtZ0

 さやかがほむらと会話していたその時、まどかは自宅からさやかの家に電話を掛けていた。

「あ、どうも、鹿目です」
「さやかちゃんいますか?」
以下略



897: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 02:57:19.06 ID:3t32eJtZ0
「分かった!まどか!君も一緒に来るんだ!」

「え?で、でも私そんなに足速くないし…」

大丈夫だ、と言ってエクスカイザーはまどかの部屋の窓から外へ飛び出していった。
以下略



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