過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」
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959:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/02/25(土) 13:31:14.54 ID:c9ryZsRCo

拗ねて上条を見上げると、いたずらっぽく笑って、吹寄の手を握った。

「たくし上げてくれよ。吸わせてもらうから」
「……わかった、わよ」
「さっきお願いしますって言ったの、制理だろ」
「だから、やだって言わなかったでしょう」

中途半端にスカートから引き抜かれたキャミソールを、布が伸びないようにそっと全部出して、セーラーを胸の上まで持ち上げる。
もう随分と慣れたものだった。半脱ぎで上条に授乳するのも、もう10回は超えた行為だし。

「いただきます」
「馬鹿」

昂ぶると馬鹿としか言えなくなる自分を自己嫌悪しつつ、上条が口を自分の胸に持っていくのを眺める。
チロリと、上条が乳首を舐めた。

「んっ!」
「感じてるな」
「あ、当たり前でしょう。そんな不意打ち……んんっ」

舐められた乳首がヒヤリとすると思っていたら、上条の暖かい口の中に、いきなり含まれた。
ざらざらとした上条の口の中のひだと、唾液で濡れた乳首がぴったりと触れ合う。胸の先端から快感がほどばしる。

「はぁ、んっ! あ、あ、ぅ」

手の置き場所を探して、やっぱり上条の頭をぎゅっと抱いてしまう。
もう片方の乳房を弄びながら、上条がさらに深く乳首を吸い込み、母乳を吸い上げようとする。

「あっ……」
「ん、ちょっと出た」

初めの頃の勢いはもうない。当然だ。一週間あれば回復するといわれているのだから。
そのかわりに、上手くなった上条がもたらす快感は、一週間でずっと増してしまった。

「とりあえず、出る分は頂いちまうな」
「え、ええ。はぁ、ぁ、ん」

執拗に吹寄の乳首を、上条が吸い上げる。
どんどんぼうっとしてくる思考の中、夢中な上条の顔を優しく見つめる。
いつものことと化した、二人の幸せな時間。
……だが。



――――ゴン、と扉が揺れる音がした。



「え?」
「えっ……?」

ビクリと、二人の体が硬直した。
外に、聞きなれた声がする。

「青髪ー。ホントにこんなトコにいるのかよ?」
「今朝の最新ニュースに基づいた予測やから、信頼性は有ると思うよ?」
「お前に信頼性がないのにどう信じろと」
「……てかそう思うんやったら土御門君についていけばよかったやん」
「アイツは今回の件じゃ使えないだろ。被疑者だし。で鍵持ってんの?」
「今持ってきてもらってるからちょっと待ってて」

数人の男子に、ちらほら女子が混じっているらしい。
全員、顔を思い浮かべられる。クラスメイトだ。

「どう、しよう……」
「とりあえず動かずに、じっとしてよう」

二人のいる場所は完全な死角だ。見える場所にまでやってくるには、荷物をかき分けて進まねばならない。
物音を立てなければやり過ごすことも、可能かもしれない。そして逃げ道がない以上、二人はただ、見つからないことを祈る意外に方法はなかった。



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