過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
↓ 1- 覧 板 20
218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:40:55.63 ID:wGCdZCC0o
掛ける言葉も見つからず、惰性で足を運ばせてバスルームを覗きこむ。
湯気と熱気にあてられて狭まる視界の中、異変はすぐ私の眼に飛び込んできた。
219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:41:50.66 ID:wGCdZCC0o
不意に、うっすらと鼻をつく臭いに気付く。
腐らせた生ゴミの何倍も質の悪い、そんな生臭さ。
湯気が、白く立ち昇っている。
220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:42:37.71 ID:wGCdZCC0o
水勢を最大まで引き上げると、刺すように冷たい水が激しく噴き出す。
虚しく蠢き続けるそれにシャワーを向けた。
それは潰れた半身を置き去りにして、ゆっくりと流れていく。
221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:43:36.21 ID:wGCdZCC0o
すっかり冷えてしまったロールパンを、食べようとは思えなかった。
ゆたかちゃんの話はこうだ。
頭も体もきれいにしてもう上がろうという時に、それが排水口から現れた。
222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:44:22.09 ID:wGCdZCC0o
仮眠室には4つの二段ベッド。
つまり、ベッドが8床。
誂えたようなその数は、なんという皮肉だろう。
寝返りを打てば、折り曲げた膝が毛布越しに壁に触れた。
223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:45:23.67 ID:wGCdZCC0o
やがて夢現の中、暗く静かな空間に浮かび上がる。
半身が潰れても壁に向かい続けるその姿と、ゴボゴボという濁音。
224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:54:12.06 ID:wGCdZCC0o
今回はここまでです
眠くて成形がアホになってる気がします、読みにくかったら申し訳ねえ
次回投下は25日にやらせてもらいます
また半端な間が空きますが、よろしゅうお願いします
225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/18(木) 02:11:52.88 ID:APD+//JSO
乙
226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/26(金) 01:10:42.01 ID:T98CVpPDo
どうにか始めます!
そういえば、ダークタワーは関連しない気がしてきました
広義でそう捉えてくれたら嬉しいってレベルでしか作れんです
227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/26(金) 01:12:29.24 ID:T98CVpPDo
#7
228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/26(金) 01:14:48.55 ID:T98CVpPDo
AM6:22
液晶の明かりが二度寝の意欲を一瞬にして奪い去る。
そうでなくても、10時間も寝ればもう十分なんだけど。
324Res/151.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。