過去ログ - ポケットモンスターゆい その2
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/08/01(月) 21:01:21.42 ID:EV8HfC7I0
「あなた、本当にポケモンマスターを目指しているの?それにしては弱いわね」

「くっ……」

悔しいですけど、この人は強いです。例えるなら、澪先輩くらいの実力です。今の私では勝てないかもしれません。でも、勝たないと、外で1
人で頑張っている律先輩が……。

「あずにゃん、あずにゃん。あの人、めちゃくちゃ強いね」

「……そうですね」

私は自分の手持ちのポケモンを見る。……駄目だ、どれも、和さんに勝てる気がしない。

「あずにゃん、あずにゃん」

「今度は何ですか?」

「ニコー」

「はい?」

「だから、ニコー」

「意味が分かりません」

「笑って、ってことだよ」

「余計に分かりません」

「泣きそうだよ、あずにゃん」

「うっ……」

「もっと、楽しそうにしなよ。ポケモンバトルっていうのは、楽しいものだよ。だから、楽しそうにしなきゃ」

「楽しそうに……」

「それに、こんなに強い人と戦える機会なんて、滅多にないんだしね。負けたら、負けたらでその時だよ。まあ、あずにゃんには私がいるから、負けないけど」

「……ゆい先輩。そうですね!たしかにこんなに強い人は澪先輩以来です。つまり、この人に勝てば……」

「澪ちゃんに近づけるね!私にとっては複雑だけど!」

「そうと決まれば、次のポケモンを出さなくちゃです!」

「あずにゃんが元気になってよかった。ものすごく、複雑だけど!」



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