過去ログ - タイトル:佐天「超電磁砲のRPGが出たら面白そうじゃない?」美琴「yes!!」
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11: ◆HIGMAmeNBU[saga]
2011/07/23(土) 21:52:52.69 ID:A9o+5/OmP
 親指でコインを上空にはじく。
 敵に向かってレールガンを――

美琴「な!?」

 放てなかった。

 コインは重力にひかれるままに、美琴の足下に落ちた。

 3人が、ポカンと美琴を見つめる。

 男がこけた。つまづいたらしい。
 こちらから3メートルほどの距離である。
 男にスライムが迫る。

黒子「お姉様!? なにふざけていますの?
    まあ、たしかに助ける価値もない男ですけど…」

初春「でも、そういうゲームなんですし…」

美琴「ち、ちがうの…!」

~~~
 確実に撃つつもりだった。が、撃てなかったのだ。
 こんなことが起きたのは初めてだった。

――ピンポンパンポーン

 チープな電子音が響いた。
 どこからともなく、頭の中からだ。
 そして女性の声が続く。

『皆様はじめまして。わたくしは謎のゲームガイドでございます』

『いくつか説明を、』

美琴「……いや、あなた木山さんでしょ!?」

『……違います。わたくしは謎のゲームガイドです』

美琴「だって、声が…」

初春「まあまあ、謎のゲームガイドって言うなら、そういうことにしておきましょうよ」

 初春はなにかを気にしているようすだ。
 彼女の視線をたどると

「いたっ いたたっ」

 先ほどこけた男が、スライムにペシペシと攻撃されていた。


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