29:ナマズ話[saga sage]
2011/07/24(日) 14:41:47.90 ID:Xyb7XGHi0
「トゲ? 針みたいなアレか。ツンツンしてる」
「うん、背びれや胸びれに付いてるんだよ。かなり鋭いから刺さるとちょろっと血が出たりするかも。毒を持つのも居るし」
「うげぇ、痛いのは勘弁だなあ。って何? 毒??」
「ゴンズイって海に戻ったナマズの仲間はトゲに毒があるから絶対に触っちゃダメだよ。本体が死んでいても毒はあるから」
「あの派手なゴンズイはナマズの仲間だったのか。明るいところで固まってゴンズイ玉なんか作ってるくせに」
「ナマズは臆病で夜行性が多いから意外かもね。ゴンズイの毒は怖いよ。刺されると熱が出たり腫れ上がったり大変なんだよ」
「死亡例も無くはないからな。海水浴に行くなら特に気をつけようぜ」
「でも、もっと恐ろしいナマズも世界には居るんだよ!」
「もっと怖いナマズ? っていうとジャングルの奥地に居るという女性の股間を襲う『感じるぅう!ナマズ』のことか?」
「とうま! その魚は冗談じゃなく恐ろしいヤツなんだよ! それと感じる、じゃなくて『カンディル』!」
「そうそう、それそれ(まさか実在するとは……)。で、どんなナマズなんだ?」
「魚釣りや水遊びなどで川に入った人や、川で用をたそうとした人の……、開いてる部分から体内に侵入して食べるの」
「た……食べるって人の体をか? ふざけるなよ! そんなトコ食べられたら大変なことになるじゃねえか!」
「カンディルはアンモニアに反応するから、とくにその辺りから侵入してくるんだよ。細長い体も侵入に丁度いいしね」
「と、ちょっと待てインデックス。ナマズにはトゲがあるんだったな? じゃ、一度侵入されると……」
「そう、トゲが釣り針の返しみたいに引っかかって取れなくなるの。引っこ抜くのはまずムリだね。急いで外科処置しないと」
556Res/856.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。